Sw8Simulator スタッフ用ガイド — 使い方と AI 利用

SuperMiniS3-SW8 の自動演出を、本体なしでパソコンの上で作って確かめる社内アプリ / 版 2026-10-17 / スタッフ限定・社外に出さないこと

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このガイドで分かること
  1. 動画で見る
  2. 何のアプリか
  3. 起動と設定
  4. 画面の見方
  5. ファイルを開いて Art-Net を出す
  6. 演出の種類と再生
  7. 演出を作る(種類・サブ・速度)
  8. マスター・器具数・暗転
  9. パレットと季節パレット
  10. 保存と本体への取込・書戻
  11. 困ったとき
  12. AI から使う(HTTP の窓口と状態ファイル)

0. 動画で見る

Sw8Simulator 使い方ガイド公開準備中

使い方ガイド(6 分 01 秒・音声つき・字幕あり)

  1. 何のためのアプリか・画面の見方
  2. ファイルを開いて Art-Net を出す → レインボー・器具チェイス・ch チェイスを再生
  3. 種類・サブ・速度の編集、マスター・器具数・暗転、パレットと季節パレット
  4. 保存と本体への取込・書戻(画面で説明)・AI から使う

動画では SW8 本体を繋いでいません。Art-Net は同じパソコンの中(127.0.0.1)だけに送り、ArtNetMonitorM5 で受けて表示しています。照明には何も出していません。本体への取込・書戻は画面で説明しています。読み込んだのは動画のために作った試験用の設定ファイルです。操作はすべて HTTP の窓口(127.0.0.1)から行い、マウスは使っていません。音声: VOICEVOX:No.7

1. 何のアプリか

8 個のスイッチで自動演出の DMX を出す M5 の機器 SuperMiniS3-SW8(以下 SW8 本体)の「自動演出」を、本体なしで Windows の上で動かすアプリです。本体のファームの演出の計算(フェードの進み方・色の決め方・チェイス)を C# にそのまま移してあるので、本体と同じ光り方を画面で見ながら、仕込みの段階で演出を作り込めます。

Sw8Simulator の画面
図 1 左が Sw8Simulator 本体、右上がモニタ(別窓)、右下が受信表示の ArtNetMonitorM5(別アプリ)

2. 起動と設定

スタートメニューの「Sw8Simulator」を開きます。

3. 画面の見方

番号つきの画面
図 2 画面の各部(番号は下の表)
番号部品役目
1設定ファイルの一覧フォルダ内の *.json。1 行目がファイル名、その下に中身の要約(種類ごとの数・M=マスター・S=速度・F=器具数)。選ぶと読み込む
2フォルダ / 参照 / 更新一覧に出すフォルダ
3機体IP / 取込←実機 / 書戻→実機SW8 本体とのやり取り(9 章)
4Art-Net宛先 / Uni / fps / Art-Net 出力 ON送り先と出力の入り切り。fps は 5〜60(画面の更新もこの速さ)
5モニタ別窓モニタを本体から切り離して別の窓にする。外すと本体の下へ戻る。別窓の位置・大きさも覚える
6実機連動印を入れると、季節パレットのボタンが本体にも同じ季節を送る
7演出プリセット演出 1〜8。▶(再生中は緑)・種類・サブ・速度
8マスター明るさ / 速度 / 器具数マスター 0〜255、再生中の速度 0〜99、器具数 1〜128、灯 ch 幅 1〜4(モニタの 1 灯の ch 数)、演出ON(外すと暗転)
9スイッチ動作割当本体の SW1〜8 の役目(演出 1〜8・OFF(暗転)・マスター↑↓・スピード↑↓)。ファイルと本体のための設定で、シミュレーターの再生には使わない
10パレット8 色の RGBW。色を選んで R・G・B・W で直す
11季節パレット10 通りの色の組(ベースブルー・お正月・早春・初夏・盛夏・初秋・ハロウィン・クリスマス・基本色・中間色)を 8 色まとめて入れる
12新規 / 複製 / 削除 / 保存 / 別名保存ファイルの操作(9 章)
13状態の行再生中の演出・ON/暗転・M(マスター)S(速度)F(器具数)・Art-Net の送り先・HTTP の窓口
14モニタ(器具)器具を 1 灯ずつ並べた見た目。色は RGBW を混ぜた近似(本体の /sim と同じ)
15モニタ(512ch)512 チャンネルの値の棒グラフ
16ArtNetMonitorM5別アプリ。受け取った Art-Net の値。動画では受信 IP 127.0.0.1・Universe 0・RGBW 表示

4. ファイルを開いて Art-Net を出す

  1. フォルダに設定ファイルの置き場所を入れて 更新(または 参照)。一覧が出ます。
  2. 一覧のファイルを選ぶと読み込み、演出プリセットの中身が入れ替わります。
  3. 宛先・Uni・fps を確かめて Art-Net 出力 ON。毎回 512 チャンネルを送ります。値はマスターをかけた後の値です。
Art-Net を照明の網へ出すときは、宛先と Universe を必ず確かめてください。画面の宛先欄は 255 で終わる宛先(ブロードキャスト)も受け付けます。動画とこのガイドの画面は、127.0.0.1 にだけ送って撮ったものです。
Art-Net 出力中
図 3 試験用のファイルを読み込み、Art-Net 出力 ON。右下の M5 に 32 pps で届いている

5. 演出の種類と再生

各行の ▶ でその演出を再生します(緑が再生中)。再生すると、その演出の速度が「速度」のつまみに入り、演出ON に戻ります。

種類サブ出し方
RGB1色ずつ / 2色同時 / 単色全色3 ch(R・G・B)の組を 512 ch 全部に繰り返す
RGBW1色ずつ / 2色同時 / 単色W4 ch の組を繰り返す
WW/CC逆相 / 同時明滅2 ch(WW・CC)の組を繰り返す
単色三角 / 点滅全 ch を同じ値で
パレット季節色パレットの 8 色を順に巡る(4 ch の組)
レインボー均等 / 2回転 / 近接器具ごとに色をずらして虹を流す。1 灯 4 ch × 器具数
器具チェイス1/2点灯 / 1/3点灯 / 1/5点灯 / スポット全体の 1/2・1/3・1/5(スポットは 1 台)をひとかたまりで点け、隣へ送る。1 灯 4 ch × 器具数
chチェイス1ch流れ / 10ch毎 / 50ch毎 / ch1-40器具の区切りと関係なく、チャンネルの並びで 255 を流す
レインボー
図 4 レインボー(器具 12 台)。上がモニタ、下が M5 の受信値
器具チェイス
図 5 器具チェイス「1/3点灯」(12 台のうち 4 台をひとかたまりで点けて送る)
chチェイス
図 6 ch チェイス「10ch毎」(10 チャンネルおきに 255)

6. 演出を作る(種類・サブ・速度)

演出プリセット
図 7 試験用ファイルの演出 1〜8

7. マスター・器具数・暗転

マスター 100
図 8 器具チェイスでマスター 100。点いている ch の値が 255 → 100
暗転
図 9 演出ON を外した暗転。受信値はすべて 0

8. パレットと季節パレット

季節パレット クリスマス
図 10 演出 4(パレット)を再生しながら季節パレット「クリスマス」を入れたところ

9. 保存と本体への取込・書戻

ボタン動き
新規工場出荷の設定に戻す(未保存)
複製選んだファイルを sw8_setup_<番号>.json として写す
削除選んだファイルを消す(確認が出る)
保存開いているファイルに上書き(未保存なら別名保存)
別名保存新しいファイルに書く。保存先のフォルダが一覧に出る
取込←実機機体 IP の本体から今の設定(演出・SW 割当・パレット・マスター・速度・器具数)を読み込む。モード・温度などは状態の行に出る
書戻→実機今の設定を本体へ書く。書いた後、本体を自動演出モード(mode=8)に切り替えるか聞いてくる
書戻→実機は本体の設定を書き換え、自動演出モードにすると照明が動きます。押す前に、機体 IP の本体と、その先の照明を確かめてください。動画とこのガイドの画面は、本体を繋がずに撮ったものです。

10. 困ったとき

症状見るところ・直しかた
一覧が空フォルダの場所。更新を押す。中身の要約が「(解析不可)」なら JSON が壊れている
受け側に届かないArt-Net 出力 ON か。宛先・Universe。状態の行に「Art-Net送信エラー」が出ていないか。同じ PC の別アプリが 6454 を先に掴んでいないか
開いたらすぐ Art-Net が出る前回 ON のまま閉じた(2 章)。不要なら OFF にしてから閉じる
器具数を変えても色が変わらない器具数が効くのはレインボー・器具チェイスだけ。ほかの種類は 512 ch 全部に同じ組を繰り返す
取込・書戻がエラー機体 IP。PC が本体と同じ網にいるか

11. AI から使う

Sw8Simulator は、AI(Claude Code など)が HTTP の窓口から読み取り・操作できます(2026-10-17 追加)。動画の操作もすべてこの方法で行っています。127.0.0.1 の 55720 番だけで受けます(使用中なら 55721〜55725。実際の番号は状態の行と status.json の httpPort。認証なし)。

パス内容
GET /窓口の一覧
GET /status開いているファイル・一覧・再生中の演出(種類・サブ)・ON・マスター・速度・器具数・灯 ch 幅・Art-Net(on・宛先・Universe・fps)・モニタ別窓・演出 1〜8 の中身・パレット・ch1〜16 の値
/recall?n=1-8演出 n を再生(▶ と同じ)
/preset?n=&type=0-7&sub=&speed=0-99演出 n の種類・サブ・速度(書いたものだけ変える)
/master?val= /speed?val= /fixtures?n= /chwidth?n= /on?on=0|1マスター・速度・器具数・灯 ch 幅・演出ON(0 で暗転)
/palette?i=1-8&r=&g=&b=&w= /season?n=1-10パレットの色・季節パレット(季節はこの窓口からは本体へ送らない)
/artnet?on=0|1&target=&universe=&fps=Art-Net の宛先・Universe・fps と入り切り。255 で終わる宛先は allow_broadcast=1 が無いと断る
/monitor?detach=0|1モニタを別窓にする / 本体へ戻す
/folder?path= /load?name= /newフォルダを開く・一覧のファイルを読み込む・新規

本体への取込・書戻・実機連動の季節と、ファイルの保存・削除は、この窓口からはできません(画面のボタンで人が行う)。/status と / 以外は POST です。curl では本文が空でも -d "" を付けます(付けないと 411 で断られる)。

curl -s http://127.0.0.1:55720/status
curl -s -X POST -d "" "http://127.0.0.1:55720/load?name=sw8_setup_demo_02_show.json"
curl -s -X POST -d "" "http://127.0.0.1:55720/artnet?target=127.0.0.1&universe=0&on=1"
curl -s -X POST -d "" "http://127.0.0.1:55720/preset?n=1&type=1&sub=1&speed=15"
curl -s -X POST -d "" "http://127.0.0.1:55720/recall?n=1"

失敗は {"ok":false,"error":"…"}(400/404/405)で返り、画面に小窓は出ません。成功は {"ok":true,"did":"…","status":{…}}。

状態ファイル

e:\tmp\ai_sw8\ に約 1 秒ごとに書き出します。AI はこれを読むだけで、何を再生していて Art-Net に何を出しているかが分かります。

AI への頼み方の例

止まっているときや再ビルドは、AI が tools/restart_app.ps1 -AppName Sw8Simulator で強制停止 → ビルド → 起動できます(開発担当の作業です)。

Sw8Simulator 2026-10-17 / スタッフ限定。図と動画の画面は、SW8 本体を繋がず、Art-Net を 127.0.0.1 にだけ送って撮った画面です(図は動画と同じ窓・同じ状態を作り直して撮ったもの)。概要は同じフォルダの OVERVIEW.md。