【アークヒルズ・滝制御】1989-98現在進行中、昔はMS-DOSで制御 現在はWindows98でリモートアクセス

(照明デザインは UCHIHARA CREATIVE LIGHTING DESIGN INC. 内原 智史さんです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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溜池という名のとおり、いちばん低いところ

アークヒルズは、サントリーホールとテレビ朝日を含めた再開発全体が動いたときにできたものだ。六本木の坂を下って、いちばん低いところ。「溜池」という地名のとおりの場所である。少し行けば赤坂だから、低いところは両方とも変わらないのだが、ここの再開発だった。

隣には全日空ホテル。テレビ朝日とともにサントリーホールができ、その広場にこの滝が作られた。

このページの写真は、大きなリニューアル改修の後のものだ。

デザイナーのいない演出から、内原さんへ

当初は環境設備の方と組んで、昔ながらの RGB のカラーで色味をつけた演出だった。照明デザインもデザイナーも無しでやっていた。

それから十年以上経って、環境デザイン・照明デザインの内原智史さんが入った。京都の銀閣寺のライトアップを手がけた方で、その後はずっと森ビル関係の照明をやられている。

水の中で灯りを点けるということ

滝も音楽噴水も、水と電気を同じ場所で扱う仕事だ。だから漏電対策がついて回る。

漏電は「しないようにする」ものではなく、するものとして構える。水は必ず入る。だから対策は多重にする。漏電ブレーカーを入れ、回路をアースから浮かせて非接地にし、一次巻線と二次巻線を物理的に離して巻いた本物の絶縁トランスを使い、そのうえで二次側がどれだけ大地から絶縁を保っているかを常時見張る地絡感知器を入れて、警報と遮断につなげる。

この考え方は 電源系統設計と安全設計の心得 に通しで書いた。プールや浴槽での感電事故対策については Qiita の解説記事にもまとめてある。

年表

できごと
1967年森ビルが赤坂・六本木地区の再開発に向けて動き出す
1982年11月第一種市街地再開発事業として認可
1983年11月着工
1985年9月テレビ朝日アーク放送センター竣工(10月5日 スタジオ使用開始)
1986年3月アークヒルズ竣工(アーク森ビル・アークタワーズ)。敷地 41,186.61㎡
1986年6月7日東京全日空ホテル(現 ANA インターコンチネンタルホテル東京)開業
1986年10月12日サントリーホール開館
1989年〜滝の制御。当初は MS-DOS、後に Windows でリモートアクセス(本サイトの記録)
1999年3月アークヒルズ エグゼクティブタワー
2003年テレビ朝日が六本木ヒルズへ本社移転(アーク放送センターには一部が残る)

年表のうち滝制御以外は、アークヒルズの公開情報による。内原智史さんは 1958年生まれ、内原智史デザイン事務所(UCHIHARA CREATIVE LIGHTING DESIGN INC.)代表。金閣寺・銀閣寺・平等院鳳凰堂のライトアップ、表参道ヒルズ、六本木のクリスマスイルミネーション、羽田空港などを手がけ、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』(2006年5月18日放送)に出演されている。


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