はじめに
この紙は現場の PC を触るスタッフ向けです。お客様には見せません。
扱うのは、いま実際に起きている 2 つです。どちらも「壊れている」わけではありません—— Windows の設定がそうなっているだけで、元に戻せます。
| 症状 | 正体 | 直し方 |
|---|---|---|
| Edge が勝手に開いて 「サポート終了」の案内が出る |
★真の原因判明(9/19) LightJockey / LJ Manager が 古いヘルプ形式を呼ぶため |
LJマネージャーのEdge警告を止める.cmd (決定版。詳しくは下の「1.」参照) |
| イントラネット内で遠隔から入れていたのに 再起動すると入れない |
SSH が 「手動」起動 |
SSHが再起動で閉じるのを直す.cmd |
★SSH の手当てはいまのイントラネット内の遠隔操作が対象です。 インターネット越しの外部接続を新たに開ける話ではありません (そちらは「将来の計画」として別項目で扱います)。
まず——網につながっている機体はここから(Google ドライブ)
いちばん早い道です。機体がふだんの現場ネットワークに居るなら、 USB を使わずここで済みます。
- その PC のブラウザで Google ドライブを開く。 このフォルダへのリンクは、依頼と一緒に別途お送りします (このページ自体には書きません。落とすファイルの実体は Google ドライブにのみ置いてあります)。
- 直したい症状に合うファイルを落とす。
| 症状 | 落とすファイル |
|---|---|
| Edge が勝手に開く | LJマネージャーのEdge警告を止める.cmd ★2026-09-19 決定版(真の原因=LightJockey / LJ Manager 自身の対策) |
| イントラネット内で再起動すると遠隔で入れない | SSHが再起動で閉じるのを直す.cmd |
あとは「はじめに」の共通の使い方(ダブルクリックするだけ)どおりに進めてください。
網につながっていない機体(LTP1PC など)へ
この紙は Web に置いていますが、機体が網に居ることを前提にしていません。 USB で運ぶ用にひとまとめにした zip を別に用意しました。 そちらはダブルクリック 1 つで第1弾と第2弾を両方入れて、記録の txt を残します。
現場PCの手当て_USB用_<日付>_<時刻>.zip ——★このファイルは Web には置いていません。Google ドライブの配布フォルダにあります (リンクは依頼と一緒に別途お送りします)。
機体ごとの手順書
機体によって事情が違うので、1 台ずつ紙を分けました。 現場へ行く人は、その機体の紙だけを見れば済みます。
| 機体 | 届ける道 | その機体の紙 |
|---|---|---|
| LTP1PC | USB のみ(網に居ない) | LTP1PC_この機体への手順.html |
| LTP2PC | 遠隔で実施済み(2026-09-06) | ――(この紙のとおり。第1弾+第2弾とも投入・再起動後に検算ずみ) |
| LX6-256 | 網に居るときはいちばん上の「Google ドライブ」の道がそのまま使えます | ★まだ網に居ません(2026-09-07 も ssh で生存確認 → 不通。Test-NetConnection だけに頼らず実測した上での不通です)。
機体名を利用者名にする道(LX6-256)と資料上の user の両方を試して、どちらも届きませんでした。
網に上がった日に、上の「Google ドライブ」の道でそのまま入ります。★2026-09-06 に別担当へ引き継ぎました。担当者向けの指示書 依頼_LX6-256_Edge手当て_2026-09-06.md に、測った事実・経路 3 通り(遠隔/ドライブ/USB)・落とし穴をまとめてあります。 ★この機体は 9/03 にダウンロード印で 272 本ひっかかった当事者です(いまの道具は印を自分で外します)。 |
1.Edge の「サポート終了」の案内を止める
何が起きているか
PC を使っていると、こちらが何もしていないのに Edge が開いて、 マイクロソフトの「Windows のサポート終了について」というページが出ます。 ショーの最中に出ると邪魔になります。
なぜ出るのか
その PC の Windows の版が、サポートの切れた版だからです。 Windows が「新しくしてください」と案内を出しています。
winver と打つと、版が出ます。例:
バージョン 22H2 (OS ビルド 22621.xxxx)この案内が出ていない PC には、この手当ては要りません。
直し方
- Edgeの警告を止める.cmd をダブルクリック
- 昇格の確認に「はい」
- 画面の説明を読んで、キーを押す
- 常駐している Edge が終了します(開いているページは閉じます)
入る設定は 4 つです。
| # | 入れる設定 | 効き目 |
|---|---|---|
| 1 | Edge をバックグラウンドで動かし続けない | 窓を持たない Edge が居座らなくなる |
| 2 | Edge の起動ブーストを切る | Edge が勝手に立ち上がらなくなる |
| 3 | Windows Update の通知を出さない | 案内はここから来ます |
| 4 | 同上(段階を「全部出さない」に) | 同上 |
更新そのものは止まりません(通知だけです)。 ショー中に画面が邪魔されない、という意味では現場向きですが、 承知のうえで入れてください。
元に戻すには
Edgeの警告を元に戻す.cmd をダブルクリックするだけです。 入れた 4 つを消して既定に戻します。元から入っていた他の設定には触れません。
それでも出るとき —— 第2弾(2026-09-06 追加)
LTP2PC で実際に起きました。上の 4 つはきちんと入っていたのに、案内はまだ出ます。 調べたところ、出どころが別にもう 1 つありました。
| 調べたところ | この機体の状態 |
|---|---|
| SoftLanding(Windows の「ヒントとおすすめ」を配る仕組み) | 動いていた |
| おすすめの受け取り設定 | 受け取る、になっていた |
| それを配るタスク | 3 本登録され、実際に走っていた |
| 抑える側の決まり | ひとつも入っていなかった |
Edgeのおすすめ通知も止める.cmd をダブルクリックしてください。 入れたあと一度サインアウトするか再起動してから様子を見ます。
それでもまだ出るとき —— 犯人を押さえる
Edgeの起動元を調べる.cmd は「いま出ている Edge」を見ます。 出ていない時に走らせると空振りです(LTP2PC で実際に空振りしました)。
かわりに Edgeが出た瞬間を捕まえる.cmd を使ってください。 走らせたまま放っておくだけです。Edge が出たその瞬間に割り込んで、 誰が生んだのかを記録します。何も変えません。読むだけです。
隣にできる Edge捕獲_<機体名>_<日時>.txt を、そのまま送ってください。
★2026-09-19判明 —— 本当の犯人は LightJockey / LJ Manager 自身だった
「Edge が出た瞬間を捕まえる」で、ついに犯人が分かりました。 R5・i8 で LightJockey.exe / LJManager.exe を起動した直後に Edge が開くことを プロセスの親子関係ごと確認し、開いていた URL を追いました。
| 手がかり | 分かったこと |
|---|---|
| Edge の親プロセス | HelpPane.exe(Windows の「ヘルプとサポート」の実体) |
| Edge が開いた URL | microsoft-edge:https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=528881 |
| その転送先 | マイクロソフトの記事 KB917607(「.hlp 形式のヘルプは開けません」の案内) |
| ★さらにその先 | いまは「Windows のサポート終了」ページに転送されるよう変わっていた |
つまり、Martin LightJockey / LJ Manager が起動時に古い形式(.hlp)の
ヘルプファイルを開こうとし、Windows 11 にはこれを表示する本体(WinHlp32.exe)が
もう無いため、代わりに置かれているダミー(スタブ)が案内ページを開こうとします。
そのリンク先の記事が、マイクロソフト側の都合で「サポート終了」ページに
置き換わっていたため、紛らわしい警告に見えていた、というのが全貌です。
直し方(決定版)— LJマネージャーのEdge警告を止める.cmd
原因のヘルプファイル(LJManager.hlp)を退避するだけです。 同じフォルダに新形式(LJManager.chm)も入っているので、 LightJockey / LJ Manager 本体の動作には影響しません(ヘルプのメニューだけ使えなくなります)。
- LJマネージャーのEdge警告を止める.cmd をダブルクリック
- 昇格の確認に「はい」
- 画面の説明を読んで、キーを押す
- LightJockey / LJ Manager / HelpPane が一旦終了し、ヘルプファイルが退避されます
元に戻したいときは LJマネージャーのEdge警告を元に戻す.cmd を ダブルクリックするだけです。
根本を断つなら(旧・参考)
上のヘルプファイル退避が事実上の根本対策です。 Windows を新しくしても(サポート中の版に上げても)、 アプリが古い形式のヘルプを呼ぼうとする限りこの経路自体は残ります (ただし「サポート終了」の文言そのものは、対象の版でなくなれば出なくなる可能性はあります)。
2.SSH がイントラネット内でも再起動で閉じるのを直す
★これはいまのイントラネット内(現場の同じ LAN 上の別 PC から)での 遠隔操作についてのトラブル対応です。インターネット越しに外から入れるようにする話ではありません (そちらは将来の計画として別途扱います。下の「根本を断つなら」相当の話は今回ここには含めていません)。
何が起きているか
遠隔(同じイントラネット内の別の PC から)その機体に入れていたのに、 機体を再起動すると入れなくなる。しばらくすると、また入れることがある。
なぜ起きるのか
SSH を受ける仕組み(sshd)の起動の種類が「手動」になっているからです。
手で起こした回だけ動き、電源を入れ直すと消えます。
直し方
- SSHが再起動で閉じるのを直す.cmd をダブルクリック
- 昇格の確認に「はい」
- 直す前の状態と、その機体の名前・住所(IP)が出ます —— 控えてください
- キーを押すと直します(自動起動にする/いま起こす/22 番を通す)
- 直したあとの状態が出ます
入っていなければ、sshd の導入からやります(少し時間がかかります)。
直したら必ず一度 再起動して、イントラネット内の別 PC から届くことを確かめてください。
これを飛ばして、機体に誰も入れなくなったことが実際にあります(2026-09-02)。 そのときは現場の再生は動いていたので、誰も気づきませんでした。
報告してほしいこと
- 画面に出た 名前(コンピューター名)
- 画面に出た 住所(IP)——2 つ以上ある機体があります
- 直す前の 起動の種類(
Manualだったか) - 再起動したあと、イントラネット内から届いたかどうか
3.入っているファイル
| ファイル | 何をするか |
|---|---|
| Edgeの警告を止める.cmd | 1 の手当て・第1弾を入れる |
| Edgeのおすすめ通知も止める.cmd | 1 の手当て・第2弾を入れる(第1弾のあとで) |
| Edgeの警告を元に戻す.cmd | 第1弾・第2弾の両方を消して既定に戻す |
| Edgeの起動元を調べる.cmd | いま出ている Edge の親を見る(読むだけ) |
| Edgeが出た瞬間を捕まえる.cmd Edgeが出た瞬間を捕まえる.ps1 | 見張って、出た瞬間の親を押さえる(読むだけ) ★2 つで 1 組です。同じ場所に置いてください |
| LJマネージャーのEdge警告を止める.cmd | ★2026-09-19 追加。1 の決定版(LightJockey / LJ Manager 自身が原因の案内を根本から止める) |
| LJマネージャーのEdge警告を元に戻す.cmd | ★2026-09-19 追加。上を元に戻す |
| SSHが再起動で閉じるのを直す.cmd | 2 の手当て(状態も出します) |
| 遠隔から入れるようにする(鍵を入れる).cmd | イントラネット内で遠隔で入れるように鍵を登録する |
| 現場PCの手当て_USB用_<日付>_<時刻>.zip | ★網に居ない機体へ USB で運ぶ一式(説明 HTML と i8 の鍵つき・これだけで完結) |
| LTP1PC_この機体への手順.html | ★LTP1PC だけのための紙(USB で運ぶ手順・持ち帰る物) |
| 現場PCの手当て_スタッフ限定.html | この紙 |
4.困ったとき
- 入れても Edge の案内がまた出る —— 第2弾(おすすめ通知)を入れてください。 それでも出るなら Edgeが出た瞬間を捕まえる.cmd を走らせたまま放っておいて、 できた txt を送ってください
- 遠隔で入ろうとすると Permission denied と言われる ——
鍵ではなく利用者名を疑ってください。LTP2PC の利用者名は
LTP2PCでした(tkuruではありません)。 Edgeの起動元を調べる.cmd の頭に、その機体の名前と利用者名が出ます - 再起動したら、またイントラネット内から遠隔で入れない ——
sshdの起動の種類が戻っていないか見てください - 昇格の確認が出ない/すぐ閉じる —— ファイルを右クリック →「管理者として実行」で試してください
- 文字が化ける —— ファイルをメモ帳などで開いて保存し直さないでください(文字の種類が変わって動かなくなります)