DEL36 Linux ・ 2026-08-19 更新
Martin LightJockey 2.7 で組まれた新宿の現場データ User0240 から、
当時のタッチパネル 6 面を読み出して DEL36(Linux 再生機)で動かしているところ。
朝の時点では表示できてもボタンが 1 つも押せず、再生も 1 行も進まなかった。
その原因を突き止めて直し、文字も大きくした。以下はその記録。
同じ面(time aoto)を、直す前と後で。
Unknown。この面が何のためのものか、画面からは読み取れない。
DEL36 実機 1920×1280 をそのまま撮ったもの。番号は下の凡例に対応。
lw1 (192.168.0.55) ・ Firefox キオスク ・ LjRun --http 8080 --panels User0240
データ自身が名乗っている名前。これで User0240 が新宿だと確定した。下の小さい字が、いま載っている CueList の名前。
ここが動くようになった。前回は 25 分間 0 / 10 のまま固まっていた。
CueList が次の絵へ移るたびに書き換わる。下の緑のバーが 1 周ぶんの進み具合。
DMX を投げている宛先とパケット数。
当時の運用者が作った 6 面。名前も並び順もデータのまま。
色も文字色も当時のデータそのもの。この黄色もマゼンタもシアンも、こちらで決めた配色ではない。押すとショーごと切り替わる。
前回は全部 Unknown だった。解読が終わったので日本語になった——「ショー切替」「機能」「ページ切替」「Loop」「Action」。
Loop(.LSL)はまだ解読できていない。押せないのに押せるように見せないため、これだけ暗く落としてある。
5 枚並べて「↑ 自動ページ」という見出しを作っている。沈めず、むしろ大きく出す——動かないボタンではなく看板だから。
文字を大きくした結果、49 個は 1 画面に入らなくなった。7 列 × 3 行ずつに区切って送る。列数は保つので、格子が途中で崩れない。
同じ面の 2 ページ目。ボタンの並びは詰めず、空きスロットの位置をそのまま残す。
.pnl には座標が入っていないが、当時の人が空けた位置には意味がある。
詰めて並べ直すと配置の情報が消えるので、空きは空きのまま描く。
緑の「イベントページ」=ページ切替(押せる)/ 暗い「ALL クリア」= Action(未解読なので押せない)
タブを 1 枚ずつ押して撮ったもの。
当時の運用者が作った 6 面。ただし実際に使い込まれていたのは最初の 2 面だけで、 あとは既定のキャプションのまま残っている。これもデータが語っている事実なので、 きれいに整えずそのまま出す。
この店の運転席。左端に「ショーデーター ストップ/ストップ&クリア」、その右に BAR営業・CLUB slow/MIDL/HI/ストロボ/FAST のショー切替が並ぶ。下段は「↑ 自動ページ」の飾りタイル。
個別の絵を直接呼ぶ面。「スロー003」「MB 001〜003」「SLOW 001〜006」「MIDL 001〜006」……32 個ある絵ボタンの大半がここに集まっている。1 面目のショー切替と対になる作り。
実質の中身は 3 個だけ——「クリスマス MB 001」「クリスマス ムービング 001」と、割込み 1 個。季節ものを置くための面で、置いたきり増えなかったのだと読める。
「基本」という名前が付いているが、中身はページ切替が 1 個だけ。残り 25 個は 9 10 …… 41 という既定のキャプションのまま。作りかけで終わった面。
1 から 49 までの既定キャプションが並ぶだけの未使用の面。名前すら変えていない。
Panel 3 と同じく未使用。6 面のうち実際に使われていたのは 1・2 面目と、5 面目の一部だけだった。
6 面・中身のあるボタン 217 個をすべて数えた結果。色は実データのボタン色。
ボタンの実体は .pnl の中の 988 バイトのレコードで、
末尾近くに「種別」と「番号」の 2 つの数が入っている。
この種別が何を意味するのかは分かっていなかったが、
キャプションの文字列を他のファイルの名前と突き合わせることで 7 種類すべて特定できた。
| 種別 | 意味 | 個数 | いまの状態 |
|---|---|---|---|
| 4 | ショーを切り替える確定 キャプションと |
14 | 押せる |
| 2 | 絵を呼ぶ(Cue)確定 番号 2〜81 が |
32 | 押せる |
| 22 | ページを切り替える確定
|
7 | 押せる |
| 6 | 止める実測
|
5 | 押せる |
| 0 | 看板(動作なし)確定 番号が 0。「↑」「自」「動」のような 1〜2 文字のタイルと、 |
155 | 押さない |
| 5 | 割込み(Loop)推定 番号 10・17・18 が |
6 | 押せない |
| 0* | Action(番号つき)未確認
|
3 | 押せない |
種別 4 のボタンのキャプションを CueLists\ のファイル名と並べたところ、
7 組すべてが一致した。偶然では起きない一致なので、推測ではなく確定として扱える。
ボタン「CLUB slow / SLOW 暗い」 no=11 → 00000011.Cl2 "CLUB 01 SLOW DARK" ボタン「CLUB MIDL」 no=12 → 00000012.Cl2 "CLUB MIDL…DARK" ボタン「CLUB / ストロボ」 no=13 → 00000013.Cl2 "CLUB HI ST…DARK" ボタン「CLUB HI」 no=14 → 00000014.Cl2 "CLUB HI DET…DARK" ボタン「CLUB / FAST」 no=15 → 00000015.Cl2 "CLUB HI FAST DARK" ボタン「BAR 営業 / TIME/SLOW」no=10 → 00000010.Cl2 "BAR DET" ボタン「BAR 営業 / TIME/MB」 no=16 → 00000016.Cl2 "MB DETT"
つまりこの 14 個は「絵を呼ぶ」ボタンではなく、ショーごと切り替えるボタンだった。 BAR営業か CLUB か、その中でも遅いか速いか——店の運転モードそのものである。
.pnl にはボタンの座標が入っていない。並び順しか残っていないので、
何列で並べるかは推定するしかなかった。ところが 4 面目「KIHON」の未使用ボタンを見ると、
通し番号 8〜12・15〜19・22〜26・29〜33・36〜40 という飛び飛びの並びになっている。
これは 7 列で並べたときちょうど内側の 5×5 の四角になる——
当時の人が真ん中だけまとめて作ってそのままにした跡で、7 列だったことの独立した証拠になっている。
朝の画面の Running 0 / 10 という表示が、そのまま原因の手がかりだった。
新宿の CueList は、音に合わせて進むタイムテーブルではなかった。 中身は「20 秒待つ → 次の絵」を繰り返して最後に先頭へ戻る、ただのチェイサー(無限ループ)である。
00000011.Cl2 "CLUB 01 SLOW DARK" ← パネルの「CLUB slow」が呼ぶもの 行0 待ち 20ms → 絵 46 を出す 行1 待ち 20000ms → 絵 46 行2 待ち 20000ms → 絵 60 行3 待ち 20000ms → 絵 55 行4 待ち 20000ms → 絵 78 行5 待ち 20000ms → 絵 53 行6 待ち 20000ms → 絵 56 行7 行1 へ戻る ← 無限ループ
ところがこちらの再生エンジンは、「絵を出す」指示は別の種類の行にしか入っていないと 思い込んで作られていた。この形式の行に付いている絵の番号は読まれずに捨てられていた。 さらに「行へ戻る」という命令自体が未実装で、音源が指定されていない CueList では 時計が動き出さない作りにもなっていた。3 つが重なって、1 行も進まなかった。
これは新宿のデータが特殊だったからではなく、今まで手元にあった検体にこの形が無かっただけである。 仕様書にも「この種類の行に絵の番号は入らない」と書いてあったので、 仕様書のほうを実データで訂正した。「行へ戻る」も、 検体 1 件で「推定」に留まっていたものが 17 本中 16 本で一貫した使われ方と分かって実装できた。
実機に命令を送って、返ってきた状態をそのまま記録したもの。
cuelist 14cuelist 16cue 63cuelist 1.LSL が未解読0x1F(検体 1 件。推測で実装しない)181/182 以外不明