IpPing 取扱説明書

複数サブネット(最大 8 つ)を同時に ping スキャンし、254 台ぶんのマス目を緑/暗の色で塗り分けて「生きている機器」をひと目で見つけるツールです
2026 年 9 月 22 日版  /  Windows 10・11(64bit)用  /  .NET のインストール不要(自己完結版)  /  一覧に戻る

本書について

1. このソフトについて

IpPing は、あらかじめ登録された複数のサブネット(192.168.x.1 〜 192.168.x.254 など)に向けて一斉に ping を送り、応答の有無を 254 個のマス目で色分け表示するツールです。数値を読まなくても、光っているマス(応答あり)の並びを見るだけで「今つながっている機器の数と場所」が一目で分かります。現場の LAN 全体の生き死にを確認したいとき、あるいは特定の機器の IP アドレスが変わっていないかを探したいときに使います。

IpPing 画面
実際の操作画面(スキャン中の状態)
項目内容
動作環境Windows 10 / 11(64bit)
.NET のインストール不要(単体で動く形で配布しています)
ネットワーク確認したいサブネットに、このパソコンが接続されていること
送信するものping(ICMP echo)のみ。1 台につき 1 回・タイムアウト 1 秒
対象機器への影響ありません(応答を確認するだけで、設定・動作には一切触れません)
同時に見られるサブネット数最大 8 つ(1 面・2 面・3 面・全 8 面のいずれかで表示)

1-1. 似たソフトとの使い分け

ソフト向いている用途
IpPing(本書)複数サブネットをマス目で可視化。全体の生き死にをぱっと見で把握
DualSubnetScanner同様のスキャンを表形式+ホスト名で、1 台ずつ詳しく確認
IpMonitorHome特定サブネットの固定デバイスだけを継続監視
IpMonitorEsp別の特定サブネットの ESP32 系デバイスだけを継続監視

2. 入手方法

本ソフトは「LightJockey 道具一式 一発インストール手順」でまとめて配布されるツール群の 1 つです。単体配布は行っていません。

1配布フォルダから LjFullVerUP_latest.zip を落とします。
2C:\SetupAll を新しく作り、zip の中身を全部そこへ「すべて展開」します。
3Install-FullVerUP.cmd を右クリック →「管理者として実行」します。
これでスタートメニューに「IpPing」が登録されます。以降はここから起動してください。

3. 初回起動時の確認

「WindowsによってPCが保護されました」という青い警告が出た場合
「詳細情報」→「実行」を選んでください(社内ツールで Microsoft の署名がないために出る、一般的な警告です)。

4. 画面の見方

4-1. 上部の操作バー

sz[10] Net:[0.xxx (192.168.0) ▼] | s:[30] [ Start ] 12/254
表示意味
sz(左端の数値欄)マス 1 つの大きさ(8〜24px)。大きくすると読みやすく、小さくすると一度に多くの列を並べられます
Net(サブネット選択欄)どのサブネットをスキャンするかを選ぶコンボボックス(一覧は 4-3)
s(スキャン間隔)何秒おきに ping をやり直すか(5〜300 秒、既定 30 秒)
[ Start ] / [ Stop ]スキャンの開始/停止ボタン。動作中は赤く Stop 表示、停止中は緑で Start 表示になります
右端の数値スキャン中は「Scanning…」、完了後は「応答あり台数/全体台数」を表示

4-2. サブネットのマス目表示

中央には、選んだサブネットごとに 254 個のマス目(末尾 .1 〜 .254)が並びます。マスの左上には各サブネットの見出し(例:192.168.0.x)が緑色の文字で表示されます。

色意味
緑色のマスping に応答あり(生きている)
暗い紺色のマス応答なし

マスの中には末尾のホスト番号(1〜254)が小さく表示されます。sz の値によって 1 列あたりのマス数が自動調整され(マスが小さいほど多くの列に分割されます)、画面の高さに応じて縦にスクロールできます。

2 面・3 面表示(4-3)を選ぶと、サブネットごとのマス目が横に並んで表示され、境界線で区切られます。「All」を選ぶと、登録済みの 8 サブネット全部が縦に積み重なって表示されます。

4-3. サブネット選択欄の一覧

Net コンボボックスには、あらかじめ登録された次の選択肢が並びます。区切り線(─────)はグループ分けの表示のみで、選択はできません。

表示動作
0.xxx 〜 2.0.0.xxx単一サブネットを 1 面表示(192.168.0.x など、固定で 8 種類)
All登録済み 8 サブネットをすべて縦に並べて同時表示
0+1 / 0+202 / 0+8 / 8+2022 つのサブネットを横に並べて(2 面)同時表示
0+8+202 / 0+1+2023 つのサブネットを横に並べて(3 面)同時表示

※ どの組み合わせも、切り替えた瞬間に対象サブネットへ即座にスキャンをやり直します。

4-4. 下部ステータスバー

窓の下端には、左に現在の状態(Ready / Scanning… / Found N hosts と時刻)、右にビルド日時(プログラムが作られた日時)が表示されます。

5. 使い方

1起動:スタートメニューの「IpPing」を開きます。開くと自動でスキャンが始まります。
2サブネットを選ぶ:上部の Net コンボボックスから、確認したいサブネット(単一/2 面/3 面/All)を選びます。
3マス目を見る:緑色に光っているマスが「今応答している機器」です。番号(末尾のホスト番号)を見れば、どの IP かがすぐ分かります。
4見やすさを調整:左上の sz でマスの大きさを、s でスキャン間隔(5〜300 秒)を変えられます。急いで確認したいときは間隔を短く、負荷を抑えたいときは長めにします。
5一時停止・再開:右側の [Start] / [Stop] ボタンで、自動スキャンを止めたり再開したりできます。
6終了:✕ で閉じます。窓の位置・サイズ・選んでいたサブネット・スキャン間隔・マスの大きさは自動保存され、次回同じ状態で開きます。

6. 保存される設定

インストール先フォルダ(C:\tool_cs\IpPing\)の ippng_settings.json に、次の内容が自動保存されます。

窓を閉じるとき(✕)に保存され、次回起動時に同じ状態で復元されます。

7. 困ったときは

Q. マスが全部暗いままで、1 つも光りません
次の点を確認してください。
  1. サブネットの選び間違い:Net コンボボックスで選んでいるサブネットと、実際に確認したい機器が同じネットワークにあるか確認します。
  2. このパソコン自身がそのネットワークにいるか:例えば 192.168.0.xxx の機器を探すなら、このパソコンの IP アドレスも 192.168.0.x になっている必要があります(ipconfig で確認できます)。
  3. 相手機器の ping 応答設定:一部の機器はファイアウォール等で ping への応答を止めていることがあります。
Q. ping がタイムアウトする・応答が不安定です
スキャン間隔(s)を極端に短くしすぎないようにしてください(5 秒以上を推奨します)。Wi-Fi 経由の場合は電波状況によって取りこぼしが増えることがあります。
Q. さっきまで光っていたマスが急に暗くなりました
直前の応答から、スキャン間隔の 3 倍(最低 30 秒)以上応答が無い場合に「オフライン」として暗く切り替わります。ネットワークの瞬断や機器の再起動でも一時的にこの状態になります。
Q. マスの数値が小さくて読めません
左上の sz の数値を大きくしてください(最大 24px)。あわせてウィンドウを大きくすると、より多くのマスを一度に見渡せます。
Q. DualSubnetScanner との違いは何ですか
IpPing はマス目での可視化重視(254 台ぶんを一望)、DualSubnetScanner は表形式+ホスト名表示で 1 台ずつの詳細確認に向いています。目的に応じて使い分けてください。
Q. 見つけた機器の詳しい情報(ホスト名など)は分かりますか
IpPing は「応答の有無」と「応答時間の記録」のみを扱います。ホスト名など詳しい情報が必要な場合は DualSubnetScanner をご利用ください。

8. アンインストール

配布フォルダの uninstall.bat をダブルクリックすると、C:\tool_cs\IpPing\ とスタートメニューのショートカットが削除されます。手で消す場合の場所は次のとおりです。

プログラムC:\tool_cs\IpPing\
ショートカット%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\IpPing.lnk

9. 技術メモ(詳しい方向け)

送信内容ICMP echo(System.Net.NetworkInformation.Ping)/ 1 台あたりタイムアウト 1000ms
同時並列数最大 20(SemaphoreSlim による制限)
1 サブネットの対象.1 〜 .254(254 アドレス)
オフライン判定直近応答からの経過時間が max(スキャン間隔 × 3, 30 秒) を超えたら非応答扱い
タイトルバー表示バージョン・ビルド日時・このパソコンの IPv4 アドレス一覧(NIC の状態変化で自動更新)
設定ファイル実行フォルダの ippng_settings.json
配布形態自己完結ビルド(win-x64/.NET 8、ランタイム同梱)
IpPing 取扱説明書 ―― 2026 年 9 月 22 日版
画面例・手順は Windows 11(64bit)で確認しています。ご不明な点は配布元までお問い合わせください。

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