DMX-USB-PRO Monitor M5 取扱説明書

DMX-USB-PRO 系デバイス(本物 ENTTEC DMX USB Pro / ENTTEC互換 USB CDC クローン機)から直接受信した DMX 信号を、M5Stack 風の大きな画面で確認するモニターです
2026 年 9 月 22 日 版  /  Windows 10・11(64bit)用  /  .NET のインストール不要(自己完結版)  /  一覧に戻る

本書について

1. このソフトについて

DMX-USB-PRO は、パソコンの USB ポートに直接つないで DMX512 信号を扱うための業界標準インターフェースです。本ソフトは USB で接続した DMX-USB-PRO デバイス(本物の ENTTEC 製、または ENTTEC 互換の USB CDC クローン機)から受信した DMX 信号を受け取り、512 チャンネルぶんの値を画面いっぱいのマス目で表示します。ネットワークではなく USB ケーブル 1 本で直接受信を確認したいときに使います。

DmxUsbProMonitorM5 画面
実際の操作画面(本物 ENTTEC DMX USB Pro に接続し、RGBW モード+混色イメージ帯 ON で受信中の例)
項目内容
動作環境Windows 10 / 11(64bit)
.NET のインストール不要(単体で動く形で配布しています)
接続方式USB(本物 ENTTEC DMX USB Pro=D2XX、または ENTTEC互換 USB CDC クローン機=COMポート)
受信するもの接続した DMX-USB-PRO デバイス 1 台ぶんの DMX512
照明への影響ありません(受信専用。何も送信しません)
同時に開ける窓最大 16 窓(別々の物理デバイスをそれぞれの窓で同時監視。同じデバイスを2窓から同時接続はできません)

1-1. 似たソフトとの使い分け

ソフト向いている用途
DMX-USB-PRO Monitor M5(本書)USB 接続の DMX-USB-PRO を大きく・見やすくモニターしたいだけのとき
ArtNet Monitor M5同じ画面デザインで、受信元が LAN の Art-Net の場合
DmxUsbProIFモニターだけでなく、手動編集・ArtNet⇔DMX相互ブリッジ・テストパターン送出まで行いたいとき(多機能・7タブ構成)

2. 配布物の中身

ファイル内容
DmxUsbProMonitorM5.exe本体(自己完結。これ 1 つで動きます)
install.batインストール(C:\tool_cs\DmxUsbProMonitorM5\ へコピー+スタートメニュー登録)
uninstall.batアンインストール
INSTALL_JP.txt / README.txtインストール手順の要約(本書の短縮版)
取扱説明書_DmxUsbProMonitorM5.html本書

3. インストール手順

★はじめに必ずお読みください ―― zip は「展開してから」使ってください。
zip ファイルをダブルクリックすると中身が見えますが、それは「中を覗いているだけ」で、まだ展開されていません。 その状態のまま install.bat を実行すると、Windows が一時フォルダへ勝手に展開して動かすため、 あとでその一時フォルダが消えて動かなくなることがあります。 必ず右クリック →「すべて展開」で普通のフォルダへ取り出してからお使いください。
1お渡しした zip を右クリック →「すべて展開」で、デスクトップなどに展開します。
2展開したフォルダの中の install.bat をダブルクリックします。
3「WindowsによってPCが保護されました」という青い警告が出たら、「詳細情報」→「実行」を選びます。
(社内ツールで Microsoft の署名がないために出る、一般的な警告です。)
4黒い画面が出るので Enter キーを押して進みます。Installation Complete と出れば完了です。
これでスタートメニューに「DmxUsbProMonitorM5」が登録されます。以降はここから起動してください。
インストール先は C:\tool_cs\DmxUsbProMonitorM5\ です。
DMX-USB-PRO デバイスは USB ケーブルで先に接続しておいてください。 アプリ起動後、上部の Device コンボに出てこない場合は ↻(再列挙)を押してください。

4. 画面の見方

4-1. 上部ツールバー(Device 選択)

Device: [ [D2XX] ENTTEC DMX USB PRO (SN=xxxx) ▼ ] [↻] [Connect]
項目意味
Device コンボ検出された DMX-USB-PRO デバイス一覧。[D2XX]=本物 ENTTEC 実機、[COM]=USB CDC 互換クローン機
↻デバイス一覧を再列挙(あとから挿したデバイスを見つける)
Connect / Disconnect選択中デバイスへ接続/切断。接続は必ず手動です(未接続のまま自動接続はしません)

接続中は Device コンボと ↻ が無効化されます(誤って別デバイスに切り替えるのを防止)。切り替えたいときは先に Disconnect してください。

4-2. 下段ヘッダー

● [D2XX] ENTTEC ... P:1/8 Ch:001-070 38 pps [分割 OFF] [混色 OFF] [単色] [-] 10 [+] ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ← ページスライダー →
表示意味
● デバイス名(水色)接続中かつ受信あり
● NO DATA(アンバー)接続はしているが信号が来ていない(1.5秒以上受信途絶)
○ NOT CONNECTED(アンバー)未接続
P:1/8いまのページ / 全ページ数
Ch:001-070いま画面に出ているチャンネルの範囲
N pps1 秒あたりに受け取ったパケット数。ここが 0 のままなら受信できていません
[分割 OFF/ON]画面を上下 2 段に分け、現在ページと次ページを同時に表示します
[混色 OFF/ON]下部に「各灯の混色イメージ帯」を出します
[単色]表示モードの切替ボタン。押すたびに 単色 → RGB → RGBW → WW・CW と巡回します
[-] 10 [+]1 行あたりの列数

4-3. チャンネルのマス目 / 512ch ミニバーグラフ / 表示モード / 混色イメージ帯 / 分割表示

ArtNet Monitor M5 と全く同じですので、詳しい説明は割愛します。要点だけ再掲します。

5. 使い方

1デバイスを USB で接続:DMX-USB-PRO(本物 / クローン機)をパソコンの USB ポートへ。
2起動:スタートメニューの「DmxUsbProMonitorM5」を開きます。
3デバイスを選ぶ:上部 Device コンボから対象を選択。出てこない場合は ↻ で再列挙。
4Connect を押す:接続に成功すると、ヘッダーが ● 表示に変わり、pps が動き始めます。
5ページをめくる:← →(または PageUp / PageDown、マウスホイール、Page スライダーのクリック)。Home で先頭ページへ戻ります。
6見やすさを調整:右上の [-] [+] で列数を変更します。
7別のデバイスも同時に見る:スタートメニューからもう一度起動します。#2、#3… と番号がつき、それぞれ別の物理デバイスを接続・表示できます(最大 16 窓。同じデバイスへの二重接続は失敗します)。
8閉じる:✕ で閉じます。窓の位置・サイズ・選択デバイス・ページ・列数・表示モードは窓ごとに保存され、次回同じ状態で開きます(接続だけは毎回手動)。

5-1. キーボード操作

キー動作
← / PageUp前のページ
→ / PageDown次のページ
Home先頭ページへ
+ / -(テンキー可)列数を増やす / 減らす

5-2. マウス操作

場所結果
Page スライダークリックでそのページへ
画面のどこでもホイールページ送り
[分割] / [混色] / モードボタンクリックで切替
[-] [+]列数の増減
Connect / Disconnect接続の開始・終了

6. 保存される設定

窓ごとに config_1.json、config_2.json … としてインストール先フォルダ(C:\tool_cs\DmxUsbProMonitorM5\)に保存されます。保存されるのは、ウィンドウ位置・サイズ/選択デバイス/ページ/列数/表示モード/混色帯の ON・OFF/分割表示の ON・OFF です。接続状態そのものは保存されません(次回起動時、デバイス選択は復元されますが Connect は毎回手動)。

7. 困ったときは

Q. Device コンボに何も出てきません
USB ケーブルが挿さっているか確認し、↻ を押してください。本物 ENTTEC(D2XX) の場合は D2XX ドライバがインストールされている必要があります。ENTTEC互換クローン機の場合は Windows のデバイスマネージャーで COM ポートとして認識されているか確認してください。
Q. Connect を押すと失敗します
同じデバイスを他のアプリ(DmxUsbProIF・ArtNetMatrixMonitor・公式 ENTTEC PRO UTILITY 等)が先に掴んでいないか確認してください。D2XX / COM ポートとも同時に1プロセスしか開けません。他アプリを閉じてから再度 Connect してください。
Q. 接続はできたのに 0 pps のまま、何も表示されません
次を確認してください。
  1. デバイス側が本当に DMX 信号を受け取っているか(送信元の卓・機器が動作しているか)
  2. USB ケーブルの抜けかけ・接触不良
  3. ヘッダーが ● NO DATA 表示なら「接続はできているが信号が来ていない」状態です。送信元を確認してください
Q. 複数の窓を開いたら、片方が接続できません
ArtNet Monitor M5 と違い、本ソフトはデバイスごとに排他接続です。同じ物理デバイスへ2つの窓から同時に Connect することはできません。別々の物理デバイスであれば、それぞれの窓で同時に接続できます。
Q. 文字が小さすぎて読めません
ウィンドウを大きくするか、[-] で列数を減らしてください。マスの大きさに応じて文字サイズは自動調整されます。
Q. + / - キーが効きません
いったんグリッド部分をクリックしてから押してください(フォーカスが必要です)。[-] [+] ボタンを直接クリックするのが確実です。

8. アンインストール

配布フォルダの uninstall.bat をダブルクリックすると、C:\tool_cs\DmxUsbProMonitorM5\ とスタートメニューのショートカットが削除されます。手で消す場合の場所は次のとおりです。

プログラムC:\tool_cs\DmxUsbProMonitorM5\
ショートカット%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\DmxUsbProMonitorM5.lnk

9. 技術メモ(詳しい方向け)

プロトコルENTTEC Pro 標準(SOM 0x7E / Label / LenLSB / LenMSB / Data / EOM 0xE7)。Label 8=受信モード有効化、Label 5=受信DMX
D2XX 接続FTDI D2XX を直叩き(250000bps, 8N2)
COM 接続115200bps, 8N1。open 直後は DTR/RTS の組み合わせを順に試して疎通確認
多重起動instance_N.lock による番号の取得・返却(最大 16)。デバイス接続はインスタンスごとに独立(排他)
画面更新33ms(約 30fps)
設定ファイル実行フォルダの config_N.json
AI連携出力e:\tmp\ai_dmxpromon\ へ 500ms 間隔で latest_N.txt / status_N.json
ビルド日時タイトルバーに表示(例:DMX-USB-PRO Monitor M5 #1 (26 09/22 13:48))
DMX-USB-PRO Monitor M5 取扱説明書 ―― 2026 年 9 月 22 日版
画面例・手順は Windows 11(64bit)で確認しています。ご不明な点は配布元までお問い合わせください。

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