DiskPerfMonitor 取扱説明書

PC内の全ドライブの空き容量・読み書き速度・温度・SMART健康状態を常時監視し、悪化したら音や画面の変化で知らせる常駐モニターです
2026 年 9 月 22 日版  /  Windows 10・11(64bit)用  /  起動には管理者権限(UAC)が必要です  /  一覧に戻る

本書について

1. このソフトについて

このソフトは、PC に接続されている全てのドライブ(内蔵 HDD/SSD、外付け USB ドライブ、カードリーダーのスロットなど)を 1 つの窓に並べて表示し、それぞれの空き容量・読み書き速度・温度・SMART 健康状態を常時監視します。Task Manager の「パフォーマンス」タブのようなグラフで推移を確認できるほか、温度が上がりすぎたり SMART が異常を示したりした場合には、音やウィンドウの点滅などで能動的に警告します。外付けディスクの過熱に気付かないまま使い続けて、ドライブが認識されなくなる、といった事態を防ぐために作られています。

DiskPerfMonitor 画面
実際の操作画面
項目内容
動作環境Windows 10 / 11(64bit)
.NET のインストール要(.NET 10 系のランタイム。バージョンの細かな違いは自動的に新しい方へ合わせます)
管理者権限要。起動のたびに「ユーザーアカウント制御」の確認が出ます。温度・SMART 情報の取得に必要です
ネットワーク不要(ネットワークには一切アクセスしません)
ディスクへの影響読み取り専用。性能カウンタと SMART 情報の取得のみを行い、書き込みは行いません

2. 入手方法

本ソフトは「LightJockey 道具一式 一発インストール手順」でまとめて配布されるツール群の 1 つです。単体配布は行っていません。

1配布フォルダから LjFullVerUP_latest.zip を落とします。
2C:\SetupAll を新しく作り、zip の中身を全部そこへ「すべて展開」します。
3Install-FullVerUP.cmd を右クリック →「管理者として実行」します。
これでスタートメニューに「DiskPerfMonitor」が登録されます。以降はここから起動してください。

2-1. 初回起動時の確認(管理者権限)

1スタートメニューで「DiskPerfMonitor」を探して起動します。
2「ユーザーアカウント制御」の確認画面が出たら「はい」を選びます。温度・健康状態の取得に管理者権限が必要なため、起動のたびに表示されます。
管理者権限を許可しなかった場合でも、容量・速度の監視自体は動作します。ただし温度・健康(SMART)欄は「—」のままになり、過熱やSMART異常の警告も働きません。
起動すると、検出されたドライブの数だけ窓の高さが自動調整され(ドライブ台数が少ない機体で余白が空きすぎないように)、そのまま監視が始まります。特別な設定操作は不要です。

3. 画面の見方

3-1. ドライブ 1 行の構成

C [システム] 600.0G / 172.2G 29% Free │ 49°C R↓ 397.2 KB/s W↑ 283.8 KB/s pk ↓4.4 MB/s ↑8.0 MB/s │ SSD ╱╲__╱╲__╱╲__╱╲__╱╲__ max 454 KB/s │ 95% ▓▓▓▓▓░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░
表示意味
上段(レター/容量)ドライブレター・ボリュームラベル・総容量 / 空き容量・空き率(% Free)。空き率が 10% 未満だと赤字になります
中段(R↓ / W↑)いま計測している読み込み速度(R↓)・書き込み速度(W↑)。右側の pk はこのソフトを起動してからの最大値(セッションピーク)
下段(スパークライン)直近 60 秒間の読み書き速度の推移グラフ(シアン=読み込み、マゼンタ=書き込み)。右上に自動スケールの上限値(max …)を表示
最下部の細い帯容量バー。黄緑=空き、暗い赤=使用済み

3-2. 右端の温度・健康欄

行の右端には物理ディスクごとの温度・種別・健康状態がまとまっています。同じ物理ディスクを共有する複数のボリューム(例:1 台の SSD を C: と D: に分けている場合)は同じ温度を表示します。

表示意味
上段(大きな数字)温度(℃)。下表の色分けで一目で状態が分かります。取得できない場合は「—」
下段ドライブ種別(SSD / HDD)。SSD で寿命情報が取れている場合は種別の代わりに寿命残 %(例:95%)を表示
右上の丸印(●)SMART 警告あり。黄=警告、赤=異常または故障予測

3-3. 温度の色分け(表示色)

温度色意味
32℃ 未満水色涼しい
32〜39℃緑良好
40〜49℃黄緑やや高い
50〜59℃黄高温
60〜69℃橙危険
70℃ 以上赤限界

この色分けの境界(既定 40 / 50 / 60℃)は表示上の目安です。実際に音や通知で警告するしきい値は、5 章の「警告の発報しきい値」(既定 55 / 60 / 65℃)とは別に設定されています。

3-4. 行の背景色(警告レベル)

状態行の背景
正常濃紺(アクセスがあると明るく、アイドル時は暗くなります)
注意黄みがかった地色
警告橙みがかった地色
危険赤い地色で点滅し、タイトルバーにも [!危険] が付きます

警告の具体的な理由文(例:「48℃ (警告)」「SMART故障予測」)は画面上には表示されません。詳細を確認したい場合は 8 章の AI 連携ファイル(alerts.log)を参照するか、トースト通知(既定 OFF、6 章)を有効にしてください。

3-5. 明るさの変化(アクセス中 / アイドル)

速度表示とグラフの部分は、直近にアクセスが無いドライブでは暗く表示され、アクセスがあると明るくなります。常時バックグラウンド書き込みがある C: ドライブなどは、既定で常に明るく表示されます(AlwaysBrightDrives 設定)。容量・空き率・ピーク値などの「参照用の情報」は、この明暗の影響を受けず常に一定の明るさで表示されます。

4. 使い方・見るべきポイント

1起動したらそのまま置いておく:特別な操作は不要です。常駐させて、必要な時に画面を見るだけの使い方を想定しています。
2空き容量:上段右の「% Free」が赤字(10% 未満)になっていないか確認します。
3温度:右端の温度欄の色(3-3)を見ます。黄〜赤に近づいてきたら、通気や設置環境を見直してください。
4健康状態:右上に警告の丸印(●)が出ていないか、種別欄が寿命残 % 表示に変わっていないか確認します。
5行の色・通知:行が黄/橙/赤になったり、音やタスクバー点滅で知らせてきた場合は、そのドライブの温度・健康状態を優先して確認してください。特に「危険」(赤・点滅)は、外付けディスクの過熱でドロップする前触れのことがあります。
6終了:ウィンドウを ✕ で閉じると監視は終了します。閉じている間はバックグラウンドで動き続けません。

5. 過熱・異常への警告(アラート)

「表示を見ていないと気付けない」ことで、外付けディスクの過熱→ドロップ→PC の強制リセットにつながった経験から、能動的に知らせる仕組みを備えています。判定は温度・健康状態の取得ループ(既定 8 秒間隔)の後に行われます。

5-1. 警告の発報しきい値(既定値)

レベル内蔵ディスクUSB 外付けディスク
注意55℃50℃
警告60℃55℃
危険65℃60℃

外付け USB ドライブは放熱が弱く温度上昇で認識落ちしやすいため、内蔵より低めのしきい値になっています。このほか「+8℃/分以上の急上昇」「監視中の物理ディスクが突然消えた(ドロップ)」も危険として即座に警告します。SSD の寿命残が 10% 未満、空き容量が 5% 未満になった場合も注意として知らせます。

5-2. 通知の方法

通知手段既定内容
音ON危険レベルに達するとビープ音(状態が上がった時、および危険が続く間)
画面表示ON行の背景色変化+タスクバー点滅+タイトルバーへの [!警告] / [!危険] 表示
トレイ通知OFFバルーン通知(有効化すると詳しい理由文がポップアップします)
AI ログON8 章の alerts.log に発報履歴を記録

通知は「状態が悪化した瞬間」だけに出ます(ヒステリシス付き。解除は温度がしきい値から 2℃ 下がってから)。同じ状態が続く間に何度も鳴り続けることはありません。

6. 保存される設定(config.json)

実行ファイルと同じフォルダ(通常 C:\tool_cs\DiskPerfMonitor\)に config.json が自動生成され、ウィンドウの位置・サイズとあわせて次の設定が保存されます。手動で編集する場合はアプリを終了してから行ってください。

キー既定内容
ShowHealthtrue各行に温度・健康状態を表示するか
WarmC / HotC / CritC40 / 50 / 60温度の表示色の境界(℃)
AlwaysBrightDrives["C"]アイドルでも常に明るく表示するドライブ
Alerts.Sound / FlashWindow / Toast / AiFileON/ON/OFF/ON5 章の各通知手段の個別 ON・OFF
Alerts.TempCaution/Warn/Crit など55/60/65(USBは50/55/60)5 章の警告発報しきい値(℃)
AutoFitHeighttrue起動時にウィンドウ高さをドライブ台数へ自動調整するか
音や通知がうるさい場合は、config.json 内の Alerts の該当項目を false にしてください(アプリを終了してから編集し、再起動すると反映されます)。

7. 困ったときは

Q. 起動のたびに「ユーザーアカウント制御」の画面が出ます
温度・SMART 情報の取得に管理者権限が必要なため、仕様として毎回表示されます。「はい」を選んで起動してください。
Q. 特定のドライブの温度欄が「—」のままです
クラウド同期サービスなどが作る仮想ドライブは、物理ディスクを持たないため温度は取得できません(仕様)。USB 接続のドライブの場合は、接続に使っているブリッジチップの種類によっては温度取得に対応していないことがあります。
Q. 表示色の境界と、警告が鳴るしきい値が違う気がします
温度欄の色(3-3、既定 40/50/60℃)と、音や通知が発報されるしきい値(5-1、既定 55/60/65℃)は別々の設定です。色は「今どれくらい熱いか」の目安表示、警告は「実際に知らせるかどうか」の判定に使われます。
Q. 音や通知が多すぎます/止めたい
6 章の config.json の Alerts.Sound / FlashWindow / Toast を false にしてください。
Q. カードリーダーなどのスロットが表示されません
メディア(SD カード等)が入っていない空きスロットは自動的に表示から除外されます。メディアを挿すと表示されます。
Q. ウィンドウの高さが毎回変わります
起動時(およびドライブ台数が変わった時)に、検出したドライブの台数に合わせて高さを自動調整する仕様です(AutoFitHeight)。手動で調整したい場合は 6 章の設定で無効化できます。
Q. ウィンドウを最小化・閉じるとバックグラウンドで動き続けますか
いいえ。✕ で閉じると監視は完全に終了します。常駐トレイに残ることはありません。起動中は通知バルーン表示用のアイコンが通知領域に一時的に出ますが、ウィンドウを閉じると消えます。
Q. 空き容量・速度は合っているのに温度や健康状態だけ「—」/「不明」です
管理者権限で起動していない可能性があります(2 章)。管理者として起動し直しても取得できない場合は、そのドライブのハードウェア(ブリッジチップ等)が対応していない可能性があります。

8. 技術メモ(詳しい方向け)

性能値の取得方式ボリュームハンドルへの IOCTL_DISK_PERFORMANCE。管理者権限不要・応答 1ms 未満
温度/健康の取得方式WMI → IOCTL_STORAGE_QUERY_PROPERTY → NVMe/ATA 直読 → SAT(USB-SATA)→ ベンダー固有コマンド(USB-NVMe)の多段フォールバック。管理者権限が必要
サンプリング間隔性能:既定 1 秒 / 温度・健康:既定 8 秒(HDD を毎秒起こさないよう分離)
設定ファイル実行フォルダの config.json(6 章)
AI 連携ファイルe:\tmp\ai_disk\ に latest.txt(固定幅テーブル)・status.json(構造化データ)・alerts.log(警告履歴)を定期出力。AI やスクリプトが GUI を介さず状態を読み取れます
高 DPI 対応拡大率が高い環境でも自前描画の比率が崩れないよう DpiUnaware で動作(Windows 側で画面ごと一律拡大)
ウィンドウ位置の復元保存位置が現在のディスプレイ構成で画面外になる場合は、自動的に画面中央へ表示(別 PC・解像度変更対策)
ビルド日時タイトルバーに表示(例:Disk Perf Monitor (26 09/22 14:30))
DiskPerfMonitor 取扱説明書 ―― 2026 年 9 月 22 日版
画面例・手順は Windows 11(64bit)で確認しています。ご不明な点は配布元までお問い合わせください。

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