Camera Monitor 取扱説明書

USBカメラの映像をライブ表示し、離れた場所にある機器の液晶(LCD)/有機EL(OLED)画面をカメラ越しに確認・拡大するためのツールです
2026 年 9 月 22 日 版  /  Windows 10・11(64bit)用  /  .NET のインストール不要(自己完結版)  /  一覧に戻る

本書について

1. このソフトについて

USB カメラをパソコンに繋ぐと、その映像をそのまま画面に大きく表示します。手元では見づらい場所にある機器の小さな液晶(LCD)や有機EL(OLED)ディスプレイを、カメラ越しに拡大して読み取りたいときに使うツールです。ライブで見るだけでなく、画面全体や拡大部分を静止画として保存することもできます。

項目内容
動作環境Windows 10 / 11(64bit)
.NET のインストール不要(単体で動く形で配布しています)
カメラUSB 接続カメラ(UVC 対応・DirectShow で認識できるもの)
ネットワーク不要。操作を補助する仕組み(9章)もこのパソコン内だけで動作します
保存先インストール先フォルダ内の CameraCapture\ フォルダ
他の機器への影響ありません(カメラの映像を見て保存するだけで、何かを送信・制御することはありません)

2. 入手方法

本ソフトは「LightJockey 道具一式 一発インストール手順」でまとめて配布されるツール群の 1 つです。単体配布は行っていません。

1配布フォルダから LjFullVerUP_latest.zip を落とします。
2C:\SetupAll を新しく作り、zip の中身を全部そこへ「すべて展開」します。
3Install-FullVerUP.cmd を右クリック →「管理者として実行」します。
これでスタートメニューに「CameraMonitor」が登録されます。以降はここから起動してください。

3. 初回起動時の確認

「WindowsによってPCが保護されました」という青い警告が出た場合
「詳細情報」→「実行」を選んでください(社内ツールで Microsoft の署名がないために出る、一般的な警告です)。

4. 画面の見方

4-1. 上部ツールバー

[Camera 0 ▼] [Start] [Stop] [Capture] [Landscape ▼] [Zoom] [Auto LCD] [AI Debug] [戻す] API: localhost:8765
項目内容
Camera 0 / 1 / …使うカメラを選びます(USB カメラが複数ある場合)
Start / Stopライブプレビューの開始/停止
Capture今映っている映像全体を JPEG で保存
Landscape / Portrait CW 90° / Upside-down 180° / Portrait CCW 270°表示の回転(カメラの向きに合わせる)
Zoom(紫)プレビュー上をドラッグして範囲を指定 → 別窓で拡大表示(5-1章)
Auto LCD(シアン)液晶/有機EL画面の位置を自動検出し、向きの補正と拡大範囲の設定を一度に行う(5-2章)
AI Debug(オレンジ)Auto LCD と同じ検出を行い、判定の根拠になる画像もあわせて保存します(通常の利用では使いません。9章)
戻す直前の Auto LCD/AI Debug を取り消し、元の向き・拡大範囲に戻します(1 段階のみ)

4-2. プレビュー画面と拡大範囲の枠

中央にカメラの映像がライブで表示されます。拡大したい範囲(ROI)を指定すると、確定した範囲は緑の実線の四角、ドラッグで指定している最中は黄色の点線の四角で表示されます。

4-3. 右側の調整パネル

項目範囲・既定値内容
Auto Focus既定 ONカメラの自動フォーカスの ON/OFF
Focus0〜255手動フォーカス(Auto Focus を外すと操作できます)
Auto Exp(Auto輝度)既定 OFFカメラの自動露出の ON/OFF。暗い場所で自動的に明るくしたいときに ON
Exposure-13〜0/既定 -6手動露出(Auto Exp を外すと操作できます)
Brightness0〜255/既定 0明るさの底上げ。露出を上げても暗いときに使います

右側パネルの下部には、保存先フォルダや操作用の一覧が参考表示されています(9章)。

4-4. Zoom 窓(拡大表示の窓)

拡大範囲(ROI)を指定すると、親ウィンドウの右隣に専用の窓が開き、その範囲を拡大して表示し続けます。

5. 使い方

1起動:スタートメニューの「CameraMonitor」を開きます。前回使ったカメラで自動的にプレビューが始まります。
2カメラを選ぶ:複数のカメラがある場合は左端のリストから選び、Start を押します。
3向きを合わせる:回転メニューでカメラの向きに合わせて画面を回転させます。
4見やすく調整する:右側の Auto Focus / Auto Exp のチェックと、Focus / Exposure / Brightness のスライダーで明るさ・ピントを整えます。
5拡大する:手動で範囲を選ぶなら Zoom ボタン、液晶/有機EL画面を自動で見つけたいなら Auto LCD ボタンを使います(下記 5-1・5-2)。
6保存する:Capture で画面全体を、Zoom 窓の Capture ROI(または Ctrl+S)で拡大部分だけを保存します。
7終わったら:✕ で閉じます。カメラ・向き・拡大範囲・明るさの設定は自動的に保存され、次回も同じ状態で開きます(6章)。

5-1. 手動で拡大範囲を指定する

Zoom ボタンを押すとカーソルが十字に変わります。プレビュー上で見たい範囲をドラッグすると、その範囲が緑の枠で確定し、Zoom 窓が開きます。もう一度 Zoom を押せば、範囲を選び直せます。

5-2. 液晶/有機EL画面を自動検出する(Auto LCD)

Auto LCD ボタンを押すと、画面内の「光っている液晶/有機EL部分」を自動的に見つけ、向きの補正と拡大範囲の設定までを一度に行います。うまく検出できない場合は、次の点を確認してください。

検出結果が期待と違う場合は、戻す ボタンで直前の状態(向き・拡大範囲)に 1 段階だけ戻せます。

5-3. 保存されるファイル

ファイル内容
cap_<日時>_NNN.jpgCapture ボタンで保存した画面全体
zoom_<日時>_NNN_...pngZoom 窓の Capture ROI で保存した拡大部分のみ(無劣化 PNG)
ai_debug_<日時>\AI Debug ボタンで保存した検証用フォルダ(9章)

保存先はいずれもインストール先フォルダ内の CameraCapture\ です。

6. 保存される設定

インストール先フォルダの camera_config.json に、使用カメラ・解像度・画面の回転・Zoom 窓の位置と大きさ・拡大範囲・フォーカス/露出/明るさの調整値が保存されます。変更後は数秒おきに自動保存されるため、閉じ忘れたり強制終了したりしても、ほとんどの設定は失われません。次回起動時は同じ状態で立ち上がります。

7. 困ったときは

Q. 映像が映らない・真っ黒のままです
次の順で確認してください。
  1. Start を押しているか確認します。
  2. そのカメラが他のアプリで使用中でないか確認します(1 台のカメラは同時に 1 つのアプリからしか使えません)。
  3. カメラのリストから別の番号(Camera 0 / 1 / …)を選んで Start を押し直してみてください。
Q. Auto LCD でうまく検出できません
対象の画面が暗すぎないか(Focus / Exposure / Brightness を調整)、ピントが合っているか、カメラとの距離を確認してください(5-2章)。画面が消えている(表示なし)状態では検出できません。
Q. Zoom 窓が出てこない・消えてしまいました
もう一度 Zoom ボタンを押してドラッグし直してください。Auto LCD を実行した場合も自動的に開きます。
Q. 拡大した画像がガクガクしている・ドットが見える
Zoom 窓の上で右クリックすると、拡大の補間方法(滑らか ⇄ ドット表示)を切り替えられます。
Q. 保存した写真はどこにありますか
インストール先フォルダ内の CameraCapture\ フォルダです(C:\tool_cs\CameraMonitor\CameraCapture\)。
Q. 2 つ同時に起動できますか
基本的に 1 つだけ起動して使う想定です。二重に起動すると、操作を補助する仕組み(9章の API)が片方でしか使えなくなることがあります。

8. アンインストール

配布フォルダの uninstall.bat をダブルクリックすると、C:\tool_cs\CameraMonitor\ とスタートメニューのショートカットが削除されます。手で消す場合の場所は次のとおりです。

プログラムC:\tool_cs\CameraMonitor\
ショートカット%APPDATA%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\CameraMonitor.lnk

9. 技術メモ(詳しい方向け)

本ソフトは、このパソコン上で動く AI(Claude 等の自動化ツール)が、人の手を介さずカメラを操作・確認できるようにするための小さな仕組みも備えています。通常の利用では意識する必要はありません。

操作用 APIhttp://localhost:8765(このパソコン内だけで有効。外部からは接続できません)
主なエンドポイント/status /snap /capture /roi /zoomsnap /zoomcapture /autolcd /focus /exposure /rotate など(詳細は /help)
輝度計測 API(/meter)指定範囲の明るさを数値で返す API。人が画像を目視しなくても、明るさの変化を数値だけで確認・記録するためのもの
AI デバッグダンプAI Debug ボタン(または /autolcd?debug=1)で、LCD/OLED 自動検出の判定根拠(マスク画像・輪郭・スコア等)を ai_debug_<日時>\ フォルダへ保存する機能。AI が検出結果を後から検証するためのもの
状態ファイル動作状況が定期的に tmp\ai_camera\ フォルダへ書き出されます(AI が読み取るためのもの)
設定ファイル実行フォルダの camera_config.json
解像度起動時に高解像度から順に試し、カメラが対応する最大解像度を自動的に採用
プレビュー更新約 10 fps(ウィンドウ最小化中は約 2 fps に節約)
ビルド日時タイトルバーに表示(例:Camera Monitor (26 09/22 12:30))
Camera Monitor 取扱説明書 ―― 2026 年 9 月 22 日版
画面例・手順は Windows 11(64bit)で確認しています。ご不明な点は配布元までお問い合わせください。

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