これは何か
2006 年に作られた Martin の USB-DMX インターフェースを、いまの Windows で動かすための一式です。ドライバー、設定スクリプト、診断ツールが入っています。
2026-08-23 に Windows 11 Pro 22H2(ビルド 22621.4317) の実機で、LightJockey 2.7 から両ポートに DMX を出すところまで確認しています。
check.cmd をダブルクリックしてください。何も変更せず、いま何が足りないかだけを表示します。
配布フォルダ(zip 本体・本書 いずれも同じ場所にあります)から入手してください。
↓ 配布フォルダを開く(Google ドライブ)
00_新しいPCに入れるとき.txt に、このキットだけで足りるか(音や映像も使うなら別途メディアプレイヤー差し替えが必要)がまとまっています。手順
- check.cmdいまの状態を見る。何も変更しません。
- step1_reboot_nosign.cmdドライバー署名の強制を無効にして再起動します。再起動後の画面の進み方は下の表のとおり。
- step2_install_drivers.cmdドライバーを 2 本とも入れます。step1 で入った特別な起動のうちに実行してください。
- step3_setup_lightjockey.cmdデバイスを WinDriver 側へ付け替え、LightJockey の設定を直します。
- check.cmdもう一度診断して、全部 [OK] になっていれば完了です。
step1 のあと、再起動後の画面の進み方
| 1 | トラブルシューティング |
|---|---|
| 2 | 詳細オプション |
| 3 | スタートアップ設定 |
| 4 | 再起動 |
| 5 | キーボードの 7 を押す(7) ドライバー署名の強制を無効にする) |
★ 覚えておいてほしいこと 3 つ
1. 署名強制を切った起動は「最初の一度きり」
Martin のデバイス用 INF は 2006 年製で、デジタル署名が付いていません。64bit の Windows は署名の無いドライバーを登録できないため、登録のときだけ署名強制を切る必要があります。これは Windows 11 固有の話ではなく、Windows 10 の 64bit でも同じです。
2. ドライバーは 2 本とも入れる
片方だけでは付け替わりません。step2 が両方を順に実行します。
| ファイル | 役割 |
|---|---|
USBDMX WIM7-64.exe32bit 機は lUSBDMX WIN7.exe | Jungo WinDriver 6 本体(windrvr6.sys と wdapi921.dll、設定ツール) |
Martin Universal USB-DMX DriverInstall.exe | デバイス用の INF。USB の VID/PID を WinDriver に結びつける |
2 本目で「このドライバーソフトウェアをインストールしますか」と聞かれたら インストールする を選んでください。署名が無いための警告です。
3. Hardware Setup は開いて OK を押すだけで壊れる
この窓は開いて OK を押しただけで設定を上書きし、USB の設定を消してしまいます(LightJockey.exe の解析で確定している挙動です)。
- 確認のために開くのは構いません。ただし必ず Cancel で閉じてください。
- うっかり OK を押して動かなくなったら、
step3をもう一度実行すれば直ります。
正しく動いているとき、この窓にはこう出ます。
Type Universal USB-DMX Status Ok DMX Channels 2x512 Out Interface Universal USB-DMX Interface
うまくいかないとき
まず check.cmd を実行してください。[NG] の行を上から順に片付ければ通ります。
| 症状 | 見るところ |
|---|---|
| デバイスが見つからない | USB に挿さっているか。ハブ経由だと不安定なことがあります。本体の口に挿してください。 |
| INF が「未登録」のまま | step1 の再起動で 7 を選ばずに起動していませんか。step1 → step2 をやり直せば入ります。 |
LightJockey が Type: None のまま | Hardware.Ini の TXD が 11 になっていません。step3 を実行してください。直前に Hardware Setup で OK を押していませんか。 |
| デバイスは見えるが LightJockey から使えない | デバイスが WinUSB に割り当たっている可能性があります。step3 が WinDriver6 へ付け替えます。 |
| DMX は出ているが灯体が動かない | このキットの範囲外です。Global Patch と器具側の DMX アドレスを確認してください。 |
参考: TXD の値の意味
Hardware.Ini の [HARDWARE] TXD が、どのハードウェアを使うかを決めています。
| TXD | 意味 |
|---|---|
0 / 1 / 7 | None(出力ハードウェア無し) |
5 | LightJockey PCMCIA |
10 | LightJockey USB(MartinUSB.dll) |
11 | Universal USB-DMX(usbdmx.dll) ← このキットが設定する値 |
元に戻す
restore.cmd で、このキットが書き換えた LightJockey 側のファイルを戻します。
usbdmx.dll…usbdmx_2006_backup.dllから戻しますHardware.Ini… 退避した.bakのうち最新から戻します
書き換える前に必ず退避しているので、いつでも戻せます。ドライバー本体は残ります。入っていて困るものではないので通常はそのままで構いません。消したい場合は「アプリと機能」またはデバイスマネージャーから削除してください。
中身
| ファイル | 内容 |
|---|---|
00_はじめにお読みください.txt | 手順の要約 |
取扱説明書_…_Win11導入.html | このファイル |
check.cmd | 診断(何も変更しない) |
step1_reboot_nosign.cmd | 署名強制を無効にして再起動 |
step2_install_drivers.cmd | ドライバーを 2 本入れる |
step3_setup_lightjockey.cmd | LightJockey 側の設定 |
restore.cmd | 元に戻す |
lib\ | 上記が呼ぶ本体。触らないでください |
Drivers\ | Martin 純正のドライバー 3 本 |
Files\usbdmx_2010.dll | LightJockey に入れる 2010 年版 DLL |
usbdmx.dll は 2006 年版で、WD_UTILS.dll という古い側と組みます。2010 年版は wdapi921.dll と組み、これは Martin 純正の設定ツールが実際に使っている経路と同じです。実機で動作を確認できたのはこちらなので、こちらを入れます。元の 2006 年版は退避されます。