更新: 2026-08-31 19:54

Martin USB-DMX Windows 11 導入キット

Martin Universal USB-DMX / USB-DMX2 を Windows 10・11 で LightJockey 2.7 から使えるようにする ― 2026-08-23 実機検証版

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これは何か

2006 年に作られた Martin の USB-DMX インターフェースを、いまの Windows で動かすための一式です。ドライバー、設定スクリプト、診断ツールが入っています。

2026-08-23 に Windows 11 Pro 22H2(ビルド 22621.4317) の実機で、LightJockey 2.7 から両ポートに DMX を出すところまで確認しています。

先に一度だけ動かしてみるなら zip を「すべて展開」して、USB-DMX を挿してから check.cmd をダブルクリックしてください。何も変更せず、いま何が足りないかだけを表示します。
ダウンロード
配布フォルダ(zip 本体・本書 いずれも同じ場所にあります)から入手してください。
↓ 配布フォルダを開く(Google ドライブ)
フォルダ内の「LightJockey_USB-DMXドライバー導入」を開いてください。フォルダ直下の 00_新しいPCに入れるとき.txt に、このキットだけで足りるか(音や映像も使うなら別途メディアプレイヤー差し替えが必要)がまとまっています。

手順

  • check.cmdいまの状態を見る。何も変更しません。
  • ▼
  • step1_reboot_nosign.cmdドライバー署名の強制を無効にして再起動します。再起動後の画面の進み方は下の表のとおり。
  • ▼
  • step2_install_drivers.cmdドライバーを 2 本とも入れます。step1 で入った特別な起動のうちに実行してください。
  • ▼ 普通に再起動してよい
  • step3_setup_lightjockey.cmdデバイスを WinDriver 側へ付け替え、LightJockey の設定を直します。
  • ▼
  • check.cmdもう一度診断して、全部 [OK] になっていれば完了です。

step1 のあと、再起動後の画面の進み方

1トラブルシューティング
2詳細オプション
3スタートアップ設定
4再起動
5キーボードの 7 を押す(7) ドライバー署名の強制を無効にする)

★ 覚えておいてほしいこと 3 つ

1. 署名強制を切った起動は「最初の一度きり」

Martin のデバイス用 INF は 2006 年製で、デジタル署名が付いていません。64bit の Windows は署名の無いドライバーを登録できないため、登録のときだけ署名強制を切る必要があります。これは Windows 11 固有の話ではなく、Windows 10 の 64bit でも同じです。

毎回やり直す必要はありません 署名を要求されるのはドライバーストアへの登録の一度だけです。登録が済めば、以後は通常起動のまま使えますし、デバイスの割り当てを付け替えるのも自由にできます。

2. ドライバーは 2 本とも入れる

片方だけでは付け替わりません。step2 が両方を順に実行します。

ファイル役割
USBDMX WIM7-64.exe
32bit 機は lUSBDMX WIN7.exe
Jungo WinDriver 6 本体(windrvr6.sys と wdapi921.dll、設定ツール)
Martin Universal USB-DMX DriverInstall.exeデバイス用の INF。USB の VID/PID を WinDriver に結びつける

2 本目で「このドライバーソフトウェアをインストールしますか」と聞かれたら インストールする を選んでください。署名が無いための警告です。

3. Hardware Setup は開いて OK を押すだけで壊れる

LightJockey の Setup > Hardware Setup に注意

この窓は開いて OK を押しただけで設定を上書きし、USB の設定を消してしまいます(LightJockey.exe の解析で確定している挙動です)。

  • 確認のために開くのは構いません。ただし必ず Cancel で閉じてください。
  • うっかり OK を押して動かなくなったら、step3 をもう一度実行すれば直ります。

正しく動いているとき、この窓にはこう出ます。

Type          Universal USB-DMX
Status        Ok
DMX Channels  2x512 Out

Interface
  Universal USB-DMX Interface

うまくいかないとき

まず check.cmd を実行してください。[NG] の行を上から順に片付ければ通ります。

症状見るところ
デバイスが見つからないUSB に挿さっているか。ハブ経由だと不安定なことがあります。本体の口に挿してください。
INF が「未登録」のままstep1 の再起動で 7 を選ばずに起動していませんか。step1 → step2 をやり直せば入ります。
LightJockey が Type: None のままHardware.Ini の TXD が 11 になっていません。step3 を実行してください。直前に Hardware Setup で OK を押していませんか。
デバイスは見えるが LightJockey から使えないデバイスが WinUSB に割り当たっている可能性があります。step3 が WinDriver6 へ付け替えます。
DMX は出ているが灯体が動かないこのキットの範囲外です。Global Patch と器具側の DMX アドレスを確認してください。

参考: TXD の値の意味

Hardware.Ini の [HARDWARE] TXD が、どのハードウェアを使うかを決めています。

TXD意味
0 / 1 / 7None(出力ハードウェア無し)
5LightJockey PCMCIA
10LightJockey USB(MartinUSB.dll)
11Universal USB-DMX(usbdmx.dll) ← このキットが設定する値

元に戻す

restore.cmd で、このキットが書き換えた LightJockey 側のファイルを戻します。

  • usbdmx.dll … usbdmx_2006_backup.dll から戻します
  • Hardware.Ini … 退避した .bak のうち最新から戻します

書き換える前に必ず退避しているので、いつでも戻せます。ドライバー本体は残ります。入っていて困るものではないので通常はそのままで構いません。消したい場合は「アプリと機能」またはデバイスマネージャーから削除してください。

中身

ファイル内容
00_はじめにお読みください.txt手順の要約
取扱説明書_…_Win11導入.htmlこのファイル
check.cmd診断(何も変更しない)
step1_reboot_nosign.cmd署名強制を無効にして再起動
step2_install_drivers.cmdドライバーを 2 本入れる
step3_setup_lightjockey.cmdLightJockey 側の設定
restore.cmd元に戻す
lib\上記が呼ぶ本体。触らないでください
Drivers\Martin 純正のドライバー 3 本
Files\usbdmx_2010.dllLightJockey に入れる 2010 年版 DLL
なぜ 2010 年版の usbdmx.dll を入れるのか LightJockey に元から入っている usbdmx.dll は 2006 年版で、WD_UTILS.dll という古い側と組みます。2010 年版は wdapi921.dll と組み、これは Martin 純正の設定ツールが実際に使っている経路と同じです。実機で動作を確認できたのはこちらなので、こちらを入れます。元の 2006 年版は退避されます。