LjStudio · AI アシスタント連携(MCP)

LjStudio に、日本語で頼めるようになります

Claude デスクトップに LjStudio を登録すると、AI が LjStudio の状態を読み、配置・演出・時間合わせ・字幕の手直しを代わりに進めます。VS Code もプログラムの知識も要りません。

Claude デスクトップljstudio 接続中
今ステージにある器具を一覧して、上手のスポット 4 台を客席の中央に向けて
使用: rig_get → rig_set
器具は 32 台です。上手のスポット 4 台(S5〜S8)を客席中央へ向けました。Visualizer で確認できます。戻す場合は「元に戻して」と言ってください。
Cue 3 から 4 への切り替え、音より少し早いので 120ms 遅らせて
使用: cuelist_timetable → timing_save
Cue 4 を 18.42 秒 → 18.54 秒に移しました。前の表は _BAK に控えてあります。
何が変わるか

開発者だけの道具を、スタッフの手元へ

これまで

AI 操作は開発側だけ

LjStudio はすでに「AI が操作できる口」(命令ファイルと状態ファイル)を持っています。ただ使えるのは VS Code と Claude Code を扱える開発者だけでした。命令を投げても結果を待ち合わせられず、スタッフが触る手段はありませんでした。

改修後

Claude デスクトップから誰でも

配布物に同梱する LjStudio.mcpb をダブルクリックして登録するだけです。スタッフは会話で頼み、AI は LjStudio を操作して結果をその場で受け取ります。うまくいったかどうかも AI が状態を読んで確かめます。

仕組み

照明の出力は、ネットにも AI にも依存しません

ネット経由(本番中は切ることがある) スタッフ 日本語で頼む Claude デスクトップ 現場の PC(同じ機体の中) LjStudio.Mcp.exe AI との通訳 LjStudio AI 連携「入」の時だけ受付 パイプ 照明(DMX / Art-Net) ここは常に LjStudio が直接出す _BAK フォルダ 上書き前の控え

ネットが切れて止まるのは Claude 側の会話だけです。LjStudio 本体は AI 連携が無くても動く作りなので、照明の出力はそのまま続きます。

頼めること

4 つの分野を補助します

対象はプログラムのソース以外、制作の作業です。

分野 1

Visualizer の配置と演出

  • 「器具の一覧と、DMX アドレスの重なりがないか見て」
  • 「ムービング 8 台を舞台中央に集めて」
  • 「客席側から見た視点にして、案内の印を消して」
rig_get · rig_set · marker_add · view_set · calscene
分野 2

映像・音との同期と時間調整

  • 「このキューリストのどの Cue が何秒に出るか表にして」
  • 「サビの頭で Cue 7 が出るよう全体を 0.3 秒ずらして」
  • 「ショーを 1 分 20 秒から再生して」
show_control · cuelist_timetable · padscript_get/put · timing_get/save
分野 3

字幕と説明動画の編集(LjEdit)

  • 「第 2 章の字幕で、言い回しが固いところを直して」
  • 「字幕の出るタイミングを声に合わせて 0.2 秒早めて」
  • 「3 分 10 秒の場面を開いて」
ledit_open · subs_get · subs_put · ledit_seek
分野 4

操作の質問に答える

  • 「DMX In はどこで設定するの?」
  • 「タッチパネルのボタンの色はどう変える?」
  • 「Visualizer が暗いときに見直す設定は?」
help_search · help_read(内蔵の取扱説明書を引くだけで、操作はしない)

どの分野でも、AI は状態の読み取り(ljstudio_status)と画面の撮影(ljstudio_screenshot)で結果を自分で確かめてから返事をします。窓の位置や大きさは動かしません。

安全の約束

本番を守る仕掛けを最初から入れています

×

本番中は書き換えない

ショー再生中は、変更を伴う頼みを「本番中のため操作しません」と断ります。読み取りと質問はいつでもできます。

入

連携は「入」の時だけ

LjStudio の設定「AI 連携」を入にした時だけ受け付けます。切なら AI からは一切触れません。

控

上書きの前に必ず控え

ファイルを書き換える前に _BAK へ退避します。「元に戻して」で戻せます。

限

書く場所を限る

書き込むのは LjStudio の設定ファイルと字幕ファイルだけです。旧 LJ のショーデータには直接触らず、LjStudio の保存機能を通します。

網

ネットが切れても照明は止まらない

AI の会話が止まるだけで、DMX / Art-Net の出力は続きます。

×

プログラムは直さない

LjStudio 本体のソースには触れません。不具合や機能追加は開発側へ回します。

使い始めるまで

登録は数分で終わります

  1. Claude デスクトップを入れるClaude のアカウント(Pro 以上が目安)でサインインします。
  2. LjStudio の「Claude デスクトップに登録」を押すメニュー「LjStudio(Z) → AI アシスタント連携…」の中にあります。ダブルクリックで登録できる LjStudio.mcpb は準備中です。
  3. LjStudio で連携を入にするメニュー「LjStudio → AI アシスタント連携…」で切り替えます。
  4. Claude を再起動して頼む入力欄の[+]→「コネクタ」に ljstudio が出れば準備完了です。

開演前は連携を切にしておくのが基本です。切り忘れても、本番中の書き換えは自動で断られます。画面つきの手順は AIさん連携ガイド にあります。

進み具合 · 2026-10-06 夕方

実機で通りました

段 0 · 済

試作。Claude デスクトップから「Visualizer の器具を一覧にして」と頼み、LjStudio が器具 96 スロットを返して、Claude が組ごとの表にまとめるところまで実機で確かめました。

段 1 · 済

LjStudio 側の受け口と「AI アシスタント連携」の画面(入切・接続状態・登録ボタン)。本番中(ショー再生中)は書き換えを断ります。

段 2 · 済

4 分野の道具 19 本(Visualizer の配置・同期の時刻表と予定表・字幕・取説の検索)。書き込みの前には必ず控えを取ります。

段 3 · これから

ダブルクリックで登録できる LjStudio.mcpb(作る道具はできています。配布への同梱を判断中)。

段 4 · 済

.NET の入っていない現場機でも動く形で配布物に同梱。スタッフ向けの AIさん連携ガイド(画面つき)を公開しました。

段 5 · 一部済

開発用の試験機で VerUP し、登録から依頼まで通しました。現場機 1 台での確認はこれからです。