更新: 2026-09-07 11:35

LjStudio — マトリクス LED の敷き方と操作

敷く・形を決める・まとめボタンで扱う・Matrix Monitor で光を見る——までの手順を、絵を多くして 1 ページにまとめました。 / 絵 7 枚 / 2026-09-02 版

LjStudio は Martin LightJockey 2.7 が書いたデータを読み書きする独自実装です。 Martin 社の製品ではなく、同社とは関係がありません。取り込んだ原本には一切書き込みません。 載せている絵はすべて LjStudio 自身の画面で、試験用のデータで撮ったものです。

★この頁は LjStudio 取扱説明書 から手順の部分だけを取り出したものです。ほかの画面の説明は取扱説明書を見てください。

手順:マトリクス LED を敷いて確かめる

①Available Profiles を最下段までスクロールしたところ。実在 50 社超の後ろに「Matrix LED (LjStudio)」があり、開くと RGB/RGBW/RGBWW の 3 枚(UI Automation でスクロール)(押すと原寸・もう一度押すと戻る)
②③葉を実行すると出る確認ダイアログ。X×Y のスピナーと、台数×画素/ch の集計、上書き範囲の警告文(「やめる」で閉じたのでパッチは書き換えていない)(押すと原寸・もう一度押すと戻る)
④パッチ画面。RGB のマトリクスを敷くと、同じ器具が 68 台並ぶ(押すと原寸・もう一度押すと戻る)
(部分)画面下の数える欄。68 台・2,040ch が読める(押すと原寸・もう一度押すと戻る)
⑤メイン画面。68 台が「まとめボタン 1 枚」になる(押すと原寸・もう一度押すと戻る)
(部分)まとめボタン。画素の通し順を示す格子と情報表示(虹は通し順の絵で、いま出ている光ではない。★2026-10-01 に Q・演出・登録解除の列、X▲▼×Y▲▼・形式コンボ[適]の列も外した)(押すと原寸・もう一度押すと戻る)
⑥Matrix Monitor。虹 Cue を再生した実際の光(押すと原寸・もう一度押すと戻る)

マトリクス LED とは

LED テープや LED ウォールのように、画素(1 画素 = R/G/B の 3ch など)をDMX に敷き詰めたものです。器具 1 台は 32ch までなので、1 台 = 数画素ぶんの器具にして、必要な台数をリンクへ順に詰めてパッチします。

RGB   (3ch/画素)   1 台 10 画素・30ch   68 台で 680 画素・2,040ch
RGBW  (4ch/画素)   1 台  8 画素・32ch   64 台で 512 画素・2,048ch(ぴったり)
RGBWW (5ch/画素)   1 台  6 画素・30ch   68 台で 408 画素・2,040ch

★DMX は 1 リンク 512ch × 4 リンク = 2,048ch が上限です。表の台数はその上限いっぱいに敷いたときの数です(RGB と RGBWW は 8ch 余ります)。

★器具の台数にも上限があります——1 ライブラリ 100 台までです。

この先は、パッチする → まとまったボタンを触る → 光を見る、の順に説明します。

★実機の Martin LightJockey 2.7 にこの機能はありません。LjStudio だけの仕組みです。

① 器具を敷く場所を見つける(Fixture Configuration)

Setup の Fixture Configuration を開くと、下段左に「Available Profiles」というメーカー別の一覧があります。★「Matrix LED (LjStudio)」はこの一覧のいちばん下、実在する全メーカー(50 社以上)の後ろに付け足してあります。スクロールバーで最後まで送ってください。見つけたら枝を開くと、RGB / RGBW / RGBWW の 3 つの葉が並びます。

② 形式を選び、葉を開いて X×Y を決める

葉(RGB / RGBW / RGBWW のどれか)を選ぶと、X×Y を決める小窓が出ます。開き方(=葉を選んで実行する操作)は 3 通りあり、どれでも同じ小窓が出ます。

ダブルクリック
葉を選んで Enter キー
右クリック →「このライブラリへ … で敷き直す…」

小窓では X(列数)と Y(段数)をスピナーで動かせます。動かすたびに、その下の集計が即座に書き換わります。

1 行目   N 台 × M px = 総画素 / 総ch(③の警告と同じ、上書きされる範囲の実数)
2 行目   X×Y = セル数、そして 3 つの状態のどれか
         ぴったり/余り M px(枠外=予備)/空きセル N

★この X×Y は「見せ方の折り返し」の設定で、あとから何度でも変えられます(この画面で変えます。★メイン画面のまとめボタンでは変えられません)。数を確かめてから[適用]を押します。

③ 確認ダイアログで書き換わるもの

[適用]の前に、窓の上部に警告の 1 行があります。「Matrix LED(形式)で敷き直します。いまの N 台のパッチと UserFixtureDef は上書きされます(Sequences / Cues は触りません)」。

★★中身のあるライブラリで実行しないでください。読んで字のとおり、いま入っている器具のパッチが全部この形式に入れ替わります。試すときは、空のライブラリか、そのために作ったライブラリを使ってください。

★2026-10-01 から、壁(マトリクス LED)以外の器具(ムービング等)が 1 台でも入っているライブラリでは、敷き直しをお断りします(通すとその器具が全部消えるため。「いま N 台あります」と出て、何も書き換えません)。壁だけのライブラリか、空のライブラリで行います。

★書き換わるのは Config.dat と UserFixtureDef だけです。Sequence / Cue / Cuelist はここでは触りません(下の「画素形式を変えると」を参照)。やめたいときは[やめる]で、パッチは 1 バイトも変わりません。

④ パッチ画面での見え方(数を数える)

適用すると、Fixture Configuration の一覧に同じ器具が台数ぶん並びます。器具の名前は「U1 1-30」= リンク 1 の 1〜30ch という意味で付けてあります。画面下の「N Fixtures configured / M DMX Addresses Used」で数が合っているかを確かめてください(RGB なら 68 台・2040)。

⑤ メイン画面では「まとめボタン 1 枚」になります

同じ座標に重ねた器具は、アイコンを台数ぶん並べる代わりに 1 つのボタンへまとまります。マトリクス LED(画素名の器具)のまとめボタンには、格子の絵と説明(何列×何段・画素数・ch 数)が付きます。

クリック(絵や余白の部分)           全台を選ぶ(器具パネルでまとめて触れます)
ドラッグ                             全台まとめて移動(バラけません)

★形や画素形式を変える操作は、このボタンにはありません(以前あった X▲▼×Y▲▼・形式コンボ・[適]は2026-10-01 に外しました)。パッチ全体に関わる操作で、ここで押すと他の器具まで書き直す危険があったためです。変えるときは Setup > Fixture Configuration の「Matrix LED (LjStudio)」(上の②③)で行います。そこには上書きされる範囲の警告があります。

★X × Y は「見え方」だけの設定で、パッチ(Config.dat)は変わりません。

★ボタンの格子の虹色は「画素の通し順」を示す絵で、いま出ている光ではありません。いま出ている光を見るのは⑥の Matrix Monitor です。

★壁の模様を Cue へ割り当てる操作は、この画面にはありません(以前あった「Q」の行は2026-10-01 に外しました)。割り当ては `LjStudio.matrixEffect.json` に書きます——次の手順「Cue に光の動きを割り当てる」を見てください。

★画素形式を変えると、演出は作り直しです

Fixture Configuration の「Matrix LED (LjStudio)」で形式を変えると、パッチ(Config.dat)と器具プロファイルを書き直します。

★Sequence / Cue / Cuelist はわざと書き換えません——ch の並びが変わるので、前の形式で作った値の意味はずれます。壊れたのではなく、作り直す領分です。

⑥ いま出ている光を面で見る(Matrix Monitor)

Matrix Monitor(独自の別窓)が、器具の形を描かずに画素だけを面として出します。Visualizer(3D)は器具 1 台を 1 つの器具の形で描くため、台数を並べてもマトリクスの絵としては読めません。面で見るならこちらです。

★開き方は 3 通りあります。

メニュー              LjStudio(Z) → 画面を開く → マトリクス LED モニター(2D)
自動                  前回開いていれば、次の起動やライブラリ切替で開き直します
AI コマンド           open matrix(面の番号も指定できます: open matrix 2)

★窓の枚数は「いまのライブラリの面数」で決まります。壁が 4 面に分かれたライブラリなら 4 枚(面ごとに 1 枚)、1 面なら 1 枚です。面の数はアイコンの束(同じ位置に重ねた器具)で数えるので、別の面数のライブラリへ切り替えると、枚数もそのライブラリに合わせて開き直されます。

詰まりやすい所

ダブルクリックで小窓が出ない
    ②の 3 通りのうち、いちばん確実なのは右クリックの
    「このライブラリへ…で敷き直す…」です。ダブルクリックは環境によって
    1 回目が「選ぶだけ」で終わることがあります。葉を選んで Enter でも開きます。
「余り」と「空きセル」の違い
    余り: X×Y が総画素より少ない状態。あぶれた画素はどこにも表示されません
    (パッチは残っているので無駄になるだけで、壊れはしません)。
    空きセル: X×Y が総画素より多い状態。その分の枠は絵の上で何も光りません
    (そこに対応する画素が無いためです)。
    ★どちらも「ぴったり」以外は事故ではなく、折り返し方の選び方の話です。
X×Y を変えても器具が増減しない
    正常です。X×Y は「表示の折り返し」だけの設定で、Config.dat(パッチ)は
    変わりません。器具の台数を変えたいときは②からやり直してください
    (=画素形式を選び直す=パッチの再作成)。

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