静岡市常磐公園の音楽噴水・1990年FA-98で制御無人運転(ファクトリーパソコン)

 

 

 


音楽噴水の集大成

音楽噴水をやっていたのはかなり若い頃で、写真があまり残っていないのが現状だ。この静岡市常磐公園が集大成であり、音楽噴水としては自分の最後の仕事になったと思う。

制御は NEC の 16 ビット、ファクトリー仕様のコンピュータ。演出もグラフィックも交えた編集装置を組んで、そこで作り込んでいった。

ケースだけ残して、中身を入れ替えた

何年か経つと、ファクトリーコンピュータの販売が終わった。十年ほど経っていたかもしれない。そこでケースはそのまま使い、中身を DOS/V のパソコンに入れ替えた。ハードディスクもフロッピーも使わず、メモリから起動する構成にして制御を移した。

それが最後のメンテナンスで、その後は現地へ行っていない。

クリスマスイブに帰る

これも苦労した。クリスマス前の光の作り込みだったので、イブの日まで何日もホテルに帰らずに作業した。最後の日にやっとホテルへ戻ってシャワーだけ浴びて、ほとんど寝ないまま、クリスマスイブに間に合うように静岡から帰ったのを覚えている。子供がまだ小さい頃だった。

最初は岡山放送、そして中東の話

一番最初に音楽噴水をやったのは、確か岡山放送だった。初期の頃で、社屋の玄関ホールにあった噴水だったと思う。

ほかに韓国・ソウルのビルでもやった。アークヒルズはだいぶ後の話で、あれは噴水ではなく滝だ。

こぼれ話がある。当初から一緒にやっていた、ポンプ関係の電気をやられている方が、中東の現場から戻って「のぼせそうだ」と言っていた。向こうでは水がほとんどお湯で、その中でスーツを着たまま、ずっと噴水の調整をされていたそうだ。

その方には、水まわりの漏電のことなど、安全にまつわることをずいぶん教えていただいた記憶がある。

音楽噴水はいろいろな場所でやった。仮設のものもあって、釧路などでも組んだ。


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